2分の1卒業式
皆さんこんばんは。
3月25日は、息子Kの終業式でした。
早いもので小学校生活も2分の1が終わります。
お子さんが本当の卒業を迎えられた親御さんには敵わないでしょうが、半分という区切りは、なんだか感慨深いものがあります。
この3年でKは本当に成長しました。
Kの成長ぶりに自分も負けられないと励まされていますし、Kがいてくれるから大変でも頑張れます。
Kが保育園年少の頃、僕は重度のうつ病になりました。
子供の成長にとって、とても重要と言われる幼児期に、絵本の読み聞かせや、充分なコミュニケーションをとることができませんでした。
他の園児達のように、平仮名やカタカナを書けるようにしてあげられなかったし、お絵かきやボール遊びを教えることもできませんでした。
小学1年生の時、区で行われた統一テストで、Kは江東区の平均点を下回っていました。
僕のせいです。
僕はかつて
背伸びして県下トップクラスの進学校を受験したら、まぐれで合格してしまいました。
でも逆に高校で落ちこぼれ、やさぐれてしまったんですね。(笑)
新卒で入った会社では、誰よりも業績を挙げる出世頭でしたが、激務で予後不良の心臓病になってしまいました。
挙句の果てにストレスも重なり、うつ病になって、自殺を考えない日はないという生活を長く続けました。
つくづく思ったのは、勉強して優秀な高校や大学に進学したり、大企業に入って高収入を得たりすることが、必ずしも幸せに繋がるとは限らないということです。
逆に今、とても裕福とは言い難い生活をしていますが、Kと過ごす何気ない日常が幸せでなりません。
ですので、勉強が全てではないと思いますし、Kに勉強を強要したこともありません。
しかし、やはり親としては子供の可能性の芽を摘むことはしたくないです。
病気の頃、何もしてやれなかった分、自分に出来ることは全てやってあげようとも思います。
心がけたのは、子供だから分からないだろうと決めつけず、僕の知っていることは全て伝えてあげること。
難しいことわざも、女の子の口説きかたも、正しいワンツーの打ち方も、飛行機がなぜ飛ぶかも、地震がなぜ起こるのかも、どうやったら人気YouTuberになれるのかも、どうしたら僕のようなアホな大人にならずに済むのかも全て教えました。
質問されて分からないことは、一緒にググって勉強しました。
そのうちKは、進んで本を読むようになり、1年生から続けているサイエンス教室、2年生から始めたプログラミング教室と進研ゼミのおかげもあってか、少しづつ成績が上がってきました。
学年 | 前・後期 | よくできる | できる | 頑張ろう |
---|---|---|---|---|
1年生 | 前期 |
ー |
21 |
2 |
後期 |
2 |
21 |
0 |
|
2年生 | 前期 |
1 |
18 |
4 |
後期 |
5 |
18 |
0 |
|
3年生 | 前期 |
6 |
23 |
0 |
後期 |
13 |
16 |
0 |
僕に似てオッチョコチョイなところがあり、うっかりミスがなかなか直らないのですが、テストで100点(50点満点では50点)を取る回数も増えてきました。
そして、何よりビックリしたのが通知表のコメントです。
なんとKの描いた絵がクラスのお手本になったというではありませんか!
絵が苦手で、1年生の時の写生大会の時は、描くこと自体に散々抵抗したあのKが、絵でクラスのお手本になるとは!
いつのまにか絵を描くことが好きになっていました。
元美術部部長の僕としては、本当に嬉しいことです。
人気YouTuberになるためには、動画の構図やカッコイイ写真や、アニメキャラなんかも描けた方が有利だよ、と教えたのが良かったのでしょうか。
それとも、とっても美人な図工の先生のおかげかな。(笑)
図工では、作った作品に対するコメントもしっかりしてきました。
以前は…
それが今では…
唯我独尊、自由なKも大好きだったので、ちと優等生すぎて寂しい気もしますが…
でも、立派ですね!
学校の取り組みだけではありません。
家でも、お手伝いをしてくれて本当に助かっています。
こんなKとの日々がいつまで続くか分かりません。
思春期や反抗期もあるでしょう。
もしかしたら、非行に走ることだってあるかもしれません。
でも、それも含め、今からもっと成長して変化して行くKが楽しみでなりません。
これからも、僕が目指す理想の親子の関係『マブダチ』として、どうぞよろしくお願いします。
親バカの極み味玉より。