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『地図から消された島・序』K著

愛息Kが「物語を作ろう!」という学校の授業で書いた作品をご紹介します。

 

 

誤字は直し、句読点や改行、漢字の変換はしますが、なるべく原文そのまま載せます。読みづらいかと思いますがご容赦ください。

 

 

地図から消された島

 

 

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冬休みのある朝、兄弟の「レイ」と「ユウヤ」が朝食を食べていると

「プルルル…プルルルルル…。」

と電話がなった。

 

 

弟のレイが「誰だろう。」と言い終わったあとには、すでに兄のユウヤが受話器を手に取り会話をしていた。「え!まじ?あ、はーい」兄の会話は終わった。

 

 

改めて弟が「誰だったの?」と聞くと兄が言う。

 

 

「誰か分からないけど、なんか昨日引いた福引の1等当たったって。」

 

 

「へえ〜、じゃあ船でクリスマス島まで10日かけて行くってこと〜?」弟が嫌そうに言う。

 

 

「まあ、そうだな。」兄が言う。

 

 

弟は青ざめた顔で何も言わない「・・・。」

 

 

兄は仕方なさそうな顔をして「分かった、酔い止め薬を買うよ。」

 

 

弟の顔は元に戻って「分かった、行くよ。」と言った。

 

 

兄は心の中で(高いんだよなぁ、酔い止め)と言った。

 

 

「そう言えばいつ行くの?」弟が言う。

 

 

「7月31日の7時に出発だ。」兄が言った。

 

 

「了解。」弟が言う。

 

 

「そう言えばポスト見てきてよ。」弟が言う。

 

 

「あっ、そうだね。」兄は外に行った。

 

 

外で兄は「あー寒い、今日は荷物が届かない日だった気がする。」独り言をつぶやいていた。

 

 

「ん、瓶があるな、取り敢えずここ寒いから部屋の中で開けよう。」兄はそう言うと走って部屋まで行った。

 

 

部屋の中に入ると「あ〜温かい〜。」ゆるく兄が言った。

 

 

「荷物何かあった?」弟が言う。

 

 

「あ〜瓶なら。」兄が言う。

 

 

弟が「早く開けてみよう。」と言った。

 

 

島の地図が入っていた。

 

 

「どこの島だろう?」

 

 

弟が言う。「どこの島なのか調べよう。」

 

 

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そして、弟にとって7月31日までは、チーターが走るように過ぎていった。兄にとっては、かたつむりが歩くようにノロノロと過ぎていった。

 

 

「兄さん、ついにこの時が来たね。」弟が言う。

 

 

「ああ、そうだな。」兄は嬉しそうに言う。

 

 

「これからバスに乗るんだが、片道12時間かかるらしい。」兄が付け加えるように言う。

 

 

「はあ、12時間・・・。」弟の顔は一気に青ざめた。「分かった、乗ろう。」弟は嫌そうに言った。

 

 

そして12時間ノロノロと過ぎていった。

 

 

「あ〜腹減った。」兄が言う。

 

 

弟が「早く船に入って夕食を食べよう。」弟が言った。

 

 

そして、その日は夕食を食べてすぐ寝てしまった。

 

 

 

 

そして2日目、朝食を食べていると隣のテーブルの乗客の会話が聞こえた。

 

 

「おい、知ってたか?」右の席に座っている乗客が言う。

 

 

「なんだよ。」左の席に座っている乗客が言う。

 

 

「この船の通り道の隣に小さな島がある。」右の席に座っている乗客が言う。

 

 

「それで?」左の席に座っている乗客が言う。

 

 

「その島は危険で船も近づかない。むやみに近づくと逮捕される、そして、その島は地図から消された島らしい。」

 

 

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地図から消された島・破に続く…

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