みなさんこんにちは
散り始めた桜が葉桜に変わる
そんな早すぎる季節の移ろいが
どこか心悲しい今日このごろ
皆さま如何お過ごしでしょうか
通勤途中に
さて
ひとり息子のKと行く北海道卒業旅行
前回は釧網線(せんもうせん)で釧路湿原を臨み、摩周駅に到着するところまで書きましたね
さあ
旅もいよいよ最終盤
目指すは霧の摩周湖です
🎬🎬🎬
前回までの記事はこちら
↓↓↓↓
【親子ふたり旅・最終話】 ブログ〜拝啓十五の君へ〜
全然霧じゃなかった摩周湖
摩周駅到着
釧網本線で揺られること暫し
摩周駅に到着しました
AM 8:00 例によって誰もいない…
事前調べによりKが立てた計画は以下の通り
- 駅に併設された足湯に浸かり
- ここ弟子屈町(てしかがまち)で唯一のモーニングが食べられるカフェ『喫茶あい』さんで朝メシ
- 10:30発の周遊バスにて摩周湖を眺め
- その後、近くの川湯温泉にて宿を取り温泉で癒される
ふうむ
なかなか良いプランじゃないですか
まずは足湯を楽しみます
極楽極楽〜♩
いや〜
気持ちいいねぇ…
あったまるね〜
こりゃ足だけじゃ物足りんな…
全身浴しちゃおっか?
誰もいないし…
やめろww
ダメに決まってんだろww
ホラ…
そう言ってKの指さす先には、私のような不届き者に対する警告が
ですよねー\(^o^)/
むぅ…
じゃ、せめて手はどうだろう?
手ぐらいだったら問題ないだろう
どうかなぁww
ここは足湯であって手湯じゃないからなぁww
まったくお前ってヤツは…
そんな細かいことばかり気にしてると女の子にモテないぞ
そうして私は冷え切った手を温め
あったけー!
さらに、午前なのに午後ティーを飲むという『日本3大禁忌』のうち2つを同時にやってのけ、圧倒的な器の大きさをKに見せつけるのでした
さけるチーズをさかずに食べたらコンプリートでした
お次は腹ごしらえ
駅からほど近い『喫茶あい』さんを目指します
すると
へぇ…
こんな最北の果てにもあるんだねぇ…
びっくりドンキー
・・・
・・・
ビックリッキーだし…
ビックリッキーですた\(^o^)/
やがてカフェに辿り着いた我々
しかし、ここで思いもよらぬ衝撃が全身を貫きます
閉店ガラガラっ!\(^o^)/
マ…マジか?!
なんと…
弟子屈町で唯一モーニングが食べられるカフェが休業とは…
コレはいわゆるアレだな
なに?
コレが…
コレが…
コレがホントの
ノンカフェイン!
(ゆーてる場合か!)
※:Non Cafe in Teshikaga City
摩周湖到達!
さて
朝メシを抜いた我々は大人しくバスの出発を待ち
1日1便しかないよ〜
ついに今回の旅の最大の目的
摩周湖に到達したのでした!
摩周湖(ましゅうこ) 北海道川上郡弟子屈町にある湖。北海道東部、阿寒摩周国立公園内に位置する。約7000年前の巨大噴火によって生成されたカルデラ湖。日本でもっとも、世界ではバイカル湖についで2番目に透明度の高い湖である。急激に深くなっていることとその透明度から青以外の光の反射が少なく、よく晴れた日の湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれている。
※Wikipediaより抜粋
もはや説明はいりませんね
霧は6月から 8月にかけて発生するとのことで、いわゆる霧の摩周湖ではありませんでしたが、霧が出ると湖面が見えないのでむしろ無い方が良いのだとか
Kは目的達成に大満足
展望テラスの怪しげなお土産たちに後ろ髪を引かれつつ帰りのバスに乗り込み、摩周湖を後にしました
id:yagineに食レポして欲しいww
ウワサの空気缶ww
川湯温泉へ
摩周駅前のレストランでジンギスカン定食を平らげ(写真撮り忘れた)バスにて移動
予約した川湯温泉の宿に到着
いい天気
今度こそ全身温泉に浸かり
ひと眠りしたら夕食の時間
かんぱーい♩
なんかのジビエ〜ww
天ぷらも〜
一夜明け
前日は深夜バスで熟睡出来なかったふたり
泥のように眠り目覚めの温泉に
今朝は、しっかり朝食にもありつけました
今日で旅も終わりますね
〜拝啓十五の君へ〜
旅の目的を達した我々
帰路の手段に悩んだ挙げ句、断腸の思いで選んだのは釧路空港からの飛行機
如何に飛行機嫌いの私と言えど、道東から陸路で東京へ戻るのはいささかハードが過ぎます
いったん釧路まで戻り、離陸時間まで市内を散策することにしました
釧路市立博物館
マンモスだ〜♩
ヒグマに襲われたり
昼ごはんは、お蕎麦をいただきました
意外にも北海道は蕎麦の生産量がダントツの1位らしく(釧路はそれほどないようですが)観光案内所でも勧められたんですよ
前々から気になっていた日本酒
作(Zaku)があったので呑んでみたところ
三重県のお酒なんですけどね〜
ウ、ウマい!
My favorite になりました
胡麻油と卵黄を絡めて食べる『無量寿(むりょうじゅ)』という白いお蕎麦がまた絶品!
今回の旅行で食べた料理の中で1番かも(笑)
昼食を終え、まだ時間があったので太平洋を臨みに
絶景の海を眺めながら
どうだったね
今回の旅は
うん
良かったよ
摩周湖サイコー
もう高校生だからなー
親と旅行なんてこれが最後かもね
だねー
楽しめよ
高校生活
うん
青いよ
高校時代がイチバン
え?
なにが
春だよ春
青春だよ
ん〜
そうなの?
そう
中学生なんてゆーても所詮は子ども
金もないし年齢的に出来ることも限られてる
大学生になればバイトでそこそこ金も稼げるし、車の免許取ったりして行動範囲も広がる
価値観も徐々に固まってきて大人の仲間入りよ
んで、高校生はその狭間で揺れ動く
悩み多くしてとっても切ない青春時代なのよ
ふうん…
いい友達が出来るといいな
そだね
それから色々話しました
ボクの高校時代のこと
高校で落ちこぼれて大学なんて行かねーって親父を困らせたこと(結局行ったけど)
高校中退するっていうバイク仲間のナカジを止められなかったこと
岩ちんの家で度々朝まで呑んだくれたこと
etc etc…
まあキミも自由に楽しくやりなさい
一度きりの高校生活だからね
分かった
そう静かに答える息子の顔は
釧路の空と同じ
とても晴れやかで
少し頼もしかった
拝啓 ありがとう
十五のあなたに
伝えたい事があるのです
自分とは何で
どこへ向かうべきか
問い続ければ見えてくる
荒れた青春の海は厳しいけれど
明日の岸辺へと夢の舟よ進め
今負けないで泣かないで
消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて
眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている
おしまい