みなさんどうもこんにちは😃
さて前回の『大島編』では、三浦国宏、しょーこねぇさんの3人で大島の居酒屋を3軒ハシゴして一旦別れたところまで書きましたね。
前回の記事はこちら↓
ちと遅くなりました
予告通り、2日目の『新宿編』をお贈りします。
長文ですがっ!(≧∀≦)
『ミー』と言えば『ハー』・成り行きの2日間 〜新宿編〜
「遅くなってすみません、今ロビーに着きました」
約束の12時を10分ほど過ぎたところで、しょーこねぇさんに電話しました。
「私も今ロビーにいるよ、どこだろう…あー!いたいた!おーい!」
ぐるり見渡すと、遠くクロークの前、手を振るしょーこねぇさんを発見しました。
日曜日の京王プラザホテル
早速エレベーターに乗り込み、42階の富士の間を目指します。
「ところで三浦君は?」
「それが、さっき電話したら驚くことに、もう会場に着いてるって言うんですよ」
「へぇ!珍しい。迷子にならないで時間通り来るなんて…でも心配ね、ジャージ姿とかで来てないかしら?」
「スーツ持ってるって言ってましたから大丈夫だと思いますよ…多分ですけど…」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さて、ナゼ我々が新宿に足を運んだかと言うと…
前日の大島、1軒目の番外地にて
三浦の携帯に入った1本の電話が発端でした。
「はぁ…へぇ…はいはい…ふぅん…ほぉ〜…わっかりました!オッケー牧場!押忍押〜忍♬」
電話を切った三浦がボクらに言います。
「Hさんからでした。明日ですって、行きますか?」
「…ねぇ会長…4年生になるウチのKだって、もう少しまともな日本語喋りますよ…」
「ほぉ〜!Kちゃん4年生になりましたかぁ〜!…ん?てことはアレですね!次は5年生、その次は6年生ですね!」
「…ナニ当たり前のことゆうてますのん…そうじゃなくて、もうちょっと分かるように話してもらえませんか?」
「えっと…明日、京王プラザホテルで、なんかの会があるから来てくれってことで行くんですけどね、3席余ってるから誰か行ける人いないか?って。味玉くんとしょーこねぇさんどうですか?」
「は?なんかの会ってなんですか?」
「それがよく分かんないんですよねぇ…具志堅先輩やガッツ先輩も来るって言ってたからボクサーの会だとは思うんですけどねぇ…1万3千円ですって、あと2次会が5千円)
(いっ、いちまんさんぜんえんっ?!と5千円…無理だ…絶対…)
しかし、しょーこねぇさんはノリノリです。
「えー!すごーい!行ってみたーい!味玉くん、一緒に行きましょうよー!」
「はぁ…まぁ…特に予定もないんで行けるっちゃ行けるんですけどね(高くなければ…)でもボクらみたいなのが突然行っちゃマズくないすか?(メッチャ高いし…)てか、そもそもなんの会なんですか?(その高い会は?)」
「さぁ…なんの会でしょうね!…よく分かんないんでHさんに電話して詳しいこと聞いて貰えませんかね」
(まったく世話の焼ける…でも、確かにその方が確実だな…)
と言う訳でHさんに電話します。
「あ、どうもHさん、ご無沙汰してます。えーっと…先ほどの件なんですが…」
聞けば、三浦が言ったことは、ほぼ間違っていて…
席など余っておらず、Hさん、長沢先輩(※後ほど紹介します)、三浦の3席で申し込んであるから忘れずに来るように!という念押しの電話をしただけのようです。
※因みに具志堅先輩もガッツ先輩も来るって話は聞いてないし、三浦にもそんな話していないそうですww
会は渡嘉敷会長主催らしいのですが、趣旨については、Hさんもイマイチよく分からないのだとか。
と言うのも…
渡嘉敷会長が手掛けるかも知れないニュービジネスを発表するのがメインらしいのですが、諸々大人の事情があり詳細は言えず、ただ『ビッグなビジネスをやるかも知れない!』ということだけを発表するという、何ともビミョーな会らしいのです。やっぱりボクサーって…ww
ただ、渡嘉敷会長も流石にそれだけでは間が持たないと考えたのでしょう。
な、な、な、なんと!
冒頭に、井上真吾さんの講演会を行うと言うではありませんかっ!
井上真吾さんといえば、あの日本…いや世界ボクシング界の至宝、井上尚弥くん、そして尚弥くんの弟であり、こちらも世界チャンピオンの拓真くんを育てた、2人の父親であり大橋ジム所属のトレーナーです。
これまで『ミー』と言えば『ケイ』が頭に浮かぶボクでしたが、どうやら本来のボクは『ミー』と言えば『ハー』だったようです。
『井上』という名前を聞いた途端、1万3千円のことなどすっかり忘れ
(い、行きたい!尚弥くんを(拓真くんも)あそこまで育て上げた真吾パパの話が聞きたい!)
そんなボクのココロの叫びが、第4世代移動通信システム(※4Gとも言います)の周波数とシンクロしたのでしょうか。
「…えっと…もし興味があるなら今からでも参加できるか渡嘉敷会長に聞いてみましょうか?」
「お、お願いしますっ!是非にっ!」←図々しいww
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
三浦国宏発見!
さて会場に着きましたが、まだ席はまばら
スーツ着用の三浦を発見し、まずはひと安心。
しかしよく見ると…
…ま、これくらいご愛嬌です。
席に着くボクとしょーこねぇさんには目もくれず、ナゼかいつまでも入り口付近に立ち尽くす三浦
「会長、そんなとこ突っ立ってると邪魔だから席に着きましょうよ」
ボクの呼びかけにも気づかないのか、難しい顔で携帯を操作しています。
また携帯の操作が分からなくなったのでしょうか。
はたまた何か大切なメールでも送ろうとしているのかな?
「会長、何のメールですか?」
近寄って見てみると…
テトリスが出てくる話はこちら↓
Hさん、長沢先輩合流
さて渡嘉敷会長と写真など撮っているうち、あっと言う間に開演の時間が近づいてきました。
Hさん、長沢先輩の2人も会場に到着し合流します。
長沢先輩は、渡嘉敷ボクシングジム→勝又ボクシングジムに所属していた元プロボクサー。
引退後は、ミウラスタジオに移り趣味でボクシングを続け、ボクも一緒に汗を流した仲です。
あ!もしかしたら覚えている方もいらっしゃるかも知れませんね。
そうです。
数年前、三浦国宏の送別会で、同席した渡嘉敷会長と渡辺二郎さんのサインを貰おうと皆んなが持ってきた色紙に、片っ端から自分のサインを書いて悦に入っていた、あのアホの長沢先輩です。
井上真吾氏 講演会スタート♬
真吾さんの講演は、めちゃ共感したし、驚きもあったし、初めての講演だからこそ飾らない真吾さんの言葉が心にズシリと響く、とても素晴らしいものでした。
あまりの素晴らしさに、ここでは語り尽くすことが出来ないので、また別記事でご紹介するとして、写真だけ数点
真吾パパへの質問コーナー♬
講演終了後に設けられた質問コーナーでは、鶴太郎さんなどが真剣に質問していました。
それら1つひとつの質問に真摯に答える真吾さんの言葉から、親子の絆の強さ、真吾さんのブレない心、井上家の家族愛などなど、改めて確認させてもらい感動する中
「そろそろ時間ですが、他に質問ありませんかぁ!」
渡嘉敷会長の呼びかけに
「はいっ!」
三浦が手を挙げました。
渡嘉敷会長は、苦笑いしながら三浦を指名。
ボクは、失礼な質問をしないかハラハラしながら見守ります。
「あの〜…お父さんのセコンドのギャラは、1試合で幾らくらいなんですか?」
(バっ、バカ!…)
真吾さんも大橋会長と顔を見合わせ苦笑い。
※しょーこねぇさんは大ウケ
「こら三浦!変な質問するんじゃない!」
渡嘉敷会長から怒られます。
「あ、じゃぁもう1個だけ…えっと、お父さんはいつもどの辺に飲みに行くんですか?」
ねぇ会長…それ聞いてどうするつもりなんすか…
しかし、誠実な真吾さんは律儀に
「あ、それなら答えられます。僕は、ほぼ100%家飲みですね…たまに大橋会長に誘われると銀座ですが(笑)」
真吾さんのナイス返しで会場は和やかな笑いに包まれ、講演会は無事に終わりました。
その後は食事歓談
渡嘉敷会長のお話や、渡嘉敷会長が呼んだ歌手が、渡嘉敷会長のリクエストした曲を延々歌うナゾの渡嘉敷コーナーなどを経て無事お開きとなりました。
2次会は上原チャンプの店、その名も『ちゃんぴおん』
2次会へ向かうタクシー待ちのロビーで、翌朝4時から仕事があり2次会に参加出来ないというHさんから声をかけられました。
「味玉さん、実はちょっとお願いがありましてね」
「はい、なんでしょう?」
Hさんは、バツが悪そうに衝撃の事実を僕に告げます。
「実はね…これから行く上原さんの店なんだけど…三浦会長、過去に出禁になってるから…特に奥さんに見つかるとマズイんで、申し訳ないんだけど見つからないようにしてね」
「え?!…だって、すごい狭い店だって言ってましたよね?そんなことが可能な感じの店なんですか?」
「…無理だろうね…多分」
(うそーーーーん!)
「じゃ、頼んだよ!ヨロシク!」
ボクの反論を待たず、Hさんは逃げるように去って行きました。
マジすかポリス…
さてはHさん、明日の仕事ってのはテイのいい言い訳だな…
仕方ない…
あとは野となれだ…
ちゃんぴおん到着
元WBAスーパーフェザー級王者の上原康恒さんが奥さまと経営する『ちゃんぴおん』にやってきました。沖縄料理が絶品です!
階段を登りながら、三浦に耳打ちします。
「会長…なんか上原さんの奥さんの◯◯さん、以前会長が店に来た時、散々迷惑かけられたってメッチャ怒ってるらしいですよ。今日は大人しく…出来れば見つからないようにしてくださいね」
「へぇ…◯◯さんが?なんでしょうかね?…でも、分っかりましたぁ〜。オッケー牧場!ペッペっぺ〜♬」
(ダ、ダメだこりゃ…)
しかし、予想に反し上原夫妻が立つカウンターの前を通り過ぎる三浦は、首を引っ込めて隠れるように奥の座敷に滑り込みました。
(お!この調子なら大丈夫かも…)
と思ったボクの淡い期待はモノの10分も経たず崩れ去ります。
渡嘉敷会長の音頭で乾杯をし…
上原チャンプが紹介され…
これでもか!とばかりに、奥さんが大量の料理を運んできたその時…
「◯◯ちゃーーーーーん!」
三浦が大声で奥さんの名前を叫びました。
突然、馴れ馴れしく名前を呼ばれ、一瞬驚きの表情を浮かべた奥さんの視線が、その無礼な声の主を捉えると…
「誰だっ!コイツを連れて来たヤツはぁっ!!」
ボクは、思わずバネ仕掛けの人形の様に飛び上がり
「すっ、すみませんっ!自分です!押忍!!」
直立して固まるボクをギロリと一瞥した奥さまは
「…ちゃんと面倒見ろよ」
ドスの効いた声で釘を刺したあと、ニヤリと笑いながらカウンターの奥に引っ込んで行きました。
さすが世界チャンピオンの奥さま!
器の大きさが違います。
惚れました!
というわけで、2次会は次第にヒートアップ
{´∀`}--{´∀`}--{´∀`}--{´∀`}--{´∀`}
さて
どれくらい飲んだのでしょう
気がつけば店に残った客はまばら
さっきまでずっと
「あ!そぉ〜ですかっ!」
と連呼していた三浦がやけに大人しいと思ったら、いつのまにか座敷の端っこに突っ伏して寝ています。
「そろそろお開きにしましょう」
ということで、上原夫妻に頭を下げ、三浦を担いで店を出ます。
しょーこねぇさん、三浦、長沢先輩の4人でタクシーに乗り込み、順に帰途につきます。
「じゃーねー!味玉くん。三浦くんのことお願いねー!」
しょーこねぇさんと別れると、後部座席に残されたボクは、むさ苦しい元ボクサー2人に挟まれて地元へ向かいます。
長沢先輩を亀戸駅で降ろし、大島まで戻って来ました。
寝床まで三浦を担いで路地裏を進みます。
(そういや、ミウラスタジオ時代は、よくこうして会長を担いでジムまで運んだなぁ…)
などと、ほんの数年前なのに随分と昔のような気がする想い出を、楽しかった成り行きの2日間と一緒に噛み締めながら
ボクも試しにちょっと叫んでみました。
オッケー牧場!
ぺっぺっぺーーーーーーっ!!
終わり?