親子ふたり旅 ・前編
Kとふたりで1泊旅行に来ています。
と言っても来たのは江ノ島。
さほど遠出はしてません。
それでも、ボクとKは旅行を決めてから毎日ウッキウキのワックワク〜♬
この日が来るのを指折り数えていました。
というのも、シングル生活が始まってから、Kとふたりで旅行するのは初めてなのです。ボクは基本週6で働いているし、まとまった休みが取れるGW・盆暮れ正月は、ボクと元嫁それぞれ半分づつKと過ごします。その際のボクらは実家に帰るのがお決まりでした。ぶっちゃけ経済的に余裕がなかったというのも大きな理由ですね。
そんなボクらが今回旅行を決めたのは、今働いている現場に型枠を積んで走って来るユニック運転手の相沢さんに『江ノ島トレジャーという宝探しイベントがあるんだけど来ない?』と誘われたのがきっかけです。
相沢さんの1番下の子はKと同じで、この春4年生になります。地元で開催される江ノ島トレジャーが大好きで、毎年参加しているとのこと。
宝探しゲームはKも大好きなので、興味が湧いたのですが、なにせ江ノ島…日帰りはちとキツイ。土曜の仕事終わりで前乗りして、朝から1日タップリ楽しむことに決めました。
東京駅まで行って駅弁とビールを買い込み東海道線に乗り込みます。ゆっくり駅弁を食べたかったので、グリーン車に乗るなどという暴挙に出ました。
前泊するホテルがある藤沢に到着すると突然の雨。急いでホテルに向かいました。
フロントで渡されたルームキーのNoは413
「良いさ〜良いさ〜♬」
と節をつけながら部屋を探します。
部屋を見つけKにホテルのアレコレを教えます。
「Kくん、ホテルの鍵は基本ドアノブから蝶番の方向へ回すと開くんだよ」
「そして、まず部屋に入って1番最初にするべきことはこれだ」
そう言ってボクはベッドにダイブしてみせ
「ホテルに泊まってコレをやんなきゃ嘘だ」
と、ホテルの客室マネジャーと両隣の宿泊客には甚だ迷惑な行為を教えこみます。
すっかり『ホテルベッドダイビング』にハマったKが、何処かに頭でもぶつけるんじゃないかと心配になったのでボチボチやめさせて、楽しみにしていた温泉へ向かいます。(といっても人工温泉らしいのですが)
予約時に年齢を入力したのだから子供用のナイトウェアを用意しておけばいいのに…とも思いましたが、コレはコレでオモロイからいいのです。
大浴場では
「タオルは絶対に湯船につけちゃいけないよ。身体を洗ったタオルは『Kくん汁』や『パパ汁』が染み込んでいて汚いだろう?だから、こうして固く絞って頭に乗せるんだ。日本の伝統的なしきたりで『ババンババンバン入浴法』というんだよ」
と自国文化をこよなく愛するボクは言います。
Kは2度ほどタオルを湯船に落下させてしまい、すまなそうな顔をしていましたが、3度目に落としそうになった後
「もうコレでよくね?」
と言って、浴槽のヘリにタオルを置いていました。
入浴シーンはセクシー過ぎて、ボクの女性ファンが卒倒してしまう恐れがあるので割愛します。
代わりに風呂上がりのサービスショットを♡
さて
明日は早いし、もう寝るか!
後編に続く…