チャリ通は常に向かい風…もちろん人生も!

ひとり親の子育て/テキトー料理レシピ/アホ小説/ボクシング&格闘技/ダイエット(減量)/指定難病と過去のうつ病…ほか・・ごゆるりと♬

三浦国宏 50男・規格外の就活 第3話『10日間の就活合宿〜拳の衝動〜』

前回までのあらすじ

息子のKが元嫁の家に泊まりに行っている日曜日だけ』という条件で、寮付きの仕事を辞めてしまい寝る場所がないアマチュア史上最強のボクサー『三浦国宏』を自宅に招いた味玉。

三浦に、スマホを使った仕事探しのやり方を教えようとしたのだが、iPhoneしか触ったことがない味玉は、三浦とともにアンドロイドの前で固まり途方にくれる。

仕方なく自分のiPhoneで三浦に合いそうな仕事をいくつかピックアップしてメモにして渡した。

今日の現場である新宿まで自転車で行くために、先ずは昨日放置した自転車を取りに錦糸町まで歩いて行くという三浦。

果たして無事寮付きの仕事にありつけるのだろうか。

 

 

 

三浦国宏 50男・規格外の就活

第3話 10日間の就活合宿 〜拳の衝動〜

 

 

アレから2日後の火曜日

昼飯の弁当を食べ終えて、ブログでも見ようかとスマホを手にした時のことである。

まるで、それを見計らったように味玉の携帯が震え、三浦からの着信を告げた。



三浦国宏 50男・規格外の就活 第3話

三浦国宏からの着信が新たなトラブルの始まりを告げる

 

 

心なしか、バイブレーターの振動が、いつもと違う気がした。不機嫌さと不安さが入り混じったような不安定な振動に感じるのだ。

 

 

(もしかして仕事が決まったか?…まさかな、あの男に限って、そんなに上手く事が進むわけがない、今度は何だろう…)

 

 

「あー!味玉くん。いつも悪いですねぇ。今電話して大丈夫ですか?押〜〜忍♬」

 

 

「大丈夫じゃないけど…しょうがない。何ですか?仕事決まりましたか?」

 

 

 

いつもの通り…いや、むしろ、いつも以上に能天気な三浦の声 に(まさか本当に仕事が決まった知らせか?…)と淡い期待を浮かべながら聞き返す。

 

 

「あのねぇ、ちょっと聞きたいんですけど、東京のどっかにアイチって言う住所ありましたっけ?」

 

 

「え?東京でアイチ?…いや、聞いたことないですけど…でも、どうでしょうね、もしかしたらあるかもしれませんけど…何でですか?明日の現場が、そのアイチってとこなんすですか?」

 

 

「いや、それがですね…味玉くんがスマホで教えてくれた仕事の検索のヤツさ、僕も真似して、今やってるんですけどね。何回やっても愛知って住所の仕事しか出てこないんですよ。それも不思議なことに、車工場の仕事ばっかりなんですよね。何でですかねぇ…でもね、すごく条件がいいんですよ!寮付き賄い付きで40万円〜って書いてあるんですよ!もう、ここに決めようかと思ってましてねぇ」

 

 

 

殴りたい…

いや、ダメだ。

 

スリッピングされてカウンター食らう…

 

 

「あのねぇ…会長。それ東京じゃなくて愛知県ですよ。ア・イ・チ・ケ・ン!なんすかそれ!エリアを絞り込む時に「東京」じゃなくて「愛知」を選んだんじゃないんですか?…てゆーか、ボクが渡したメモの会社はどうしたんですか?まさか全部ダメだったとか?」

 

 

「いや、それがねぇ…」

 

 

「何ですか?まさかメモを無くしたとか、まるで漫画か小説のネタみたいにマヌケなこと言うんじゃないでしょうね」

 

 

「………」

 

 

マ、マジすかポリス!!何やってんすか…全く」

 

 

「おかしいんですよねぇ…確かにポッケにしまったはずなんですけどねぇ…」

 

 

 

殴りたい…

いやダメだ。

 

ガードされて、そのガードした左手でフックを返される…

 

 

「どうしましょう…愛知行ってみようかなぁ」

 

 

ダメです。未経験で車の組み立ての仕事なんか採用されるわけないですよ。おそらく年齢制限とかもあるだろうし。それに万がイチ採用されたとしても、その仕事はやっちゃダメです。ようやく落ち着いたリコール問題が、また世界の自動車業界を震撼させます」

 

 

「はぁ…なんでしたっけ?そのブラジャーみたいな問題って」

 

 

「ええ、ノーブラで自動車運転すると乳が揺れて運転しづらいですよって…そりゃワコールじゃーいっ!…ってね会長…アンタとこうやって遊んでるほどボクは暇じゃないんすよ…ブログも書かなきゃなんないし、Facebookのコメント返信したり「いいね」押したりしなきゃなんないし、こう見えて忙しいんですよ」

 

 

「へぇ、それが味玉くんの今やってる仕事ですか?なんか面白そうですねぇ。僕もやってみたいなぁ」

 

 

「い、いや、これは仕事じゃなくて、暇だからやってるだけで…いや、決して暇じゃないんだけど…あーーー!もう、めんどくさっ!もう1回だけ教えるから、今日仕事終わったらウチに来てください。わかりますよね?ウチの場所。道草食わずにちゃんと帰って来るんですよ。DVDも買っちゃダメですよ!」

 

 

「あいあい、わっかりましたぁ〜!じゃ、仕事終わったら電話しまーす!押忍!押忍!」(ブチっ!ツー…ツー…)

 

 

(あー…勢いでつい、言っちゃった…。ま、しょうがないか…)

 

 

ウチに帰り、一杯ひっかけながら夕飯の支度をしているとKが帰ってきた。

宿題の丸付けと明日の用意を終えたところでK に尋ねてみる。

 

 

「ねぇKくん。三浦会長って覚えてる?」

 

 

「うん!覚えてるよ。としかげ会長のことでしょ?」

 

 

「いやいや、としかげさんは木村会長。としかげ会長は、いま行ってるジムの会長で木村鋭景っていうの。三浦会長は、としかげさんのジムに行く前、Kくんが保育園の頃にパパとよく行ってたジムだよ」

 

 

「あー!思い出した。あの色んなボールで遊んでくれた人?」

 

 

「それはトレーナーの田中ちゃん。ボクの中学の同級生」

 

 

三浦国宏の経営するミウラスタジオにて

25年ぶりに偶然再会した中学の同級生田中ちゃん

 

「えーとじゃ、分かんないかも…」

 

 

「ホラ、メディシンボールを枕にするから首が90度直角に曲がったままリングで寝てたり…タグのついたままの帽子をかぶった上に、ビリビリに破いた拓大カラーのオレンジのTシャツを着て街をウロついたり…受付のカウンター席に座ってパソコンで仕事してるフリしながら熟女のエロ動画見てたりする、いつも酔っ払ってる変なおっさん」

 

 

「あー!あのいつも『押忍!押忍!』って言ってる変な酔っ払いね!アレが三浦会長なの?用務員のおじさんかと思ってた」

 

 

「いやKくん、それは用務員のおじさんに大変失礼だよ。取り消して謝りなさい」

 

 

「はぁい…ごめんなさい。で、その三浦会長がなんなの?」

 

 

「今日ウチに来るんだよ。お仕事の話をしにね。そんで、一緒にご飯食べようと思うんだけどどうかな?」

 

 

「うん、別にいーよ。なつかしーなー!ボクのこと覚えてるかなー!」

 

 

Kはそう言って、ソファに飛び乗り、ピョンピョン跳ねてる。

 

 

良かった…なんだか楽しそうだ。

いつもふたりきりの食事だから、やっぱり寂しいのかな?…

 

 

タグ付きの帽子をかぶるお茶目な三浦国宏

なんのアレですか?…( ̄▽ ̄;)💧

 

お気に入りの拓大カラーオレンジをアレンジする三浦国宏

お気に入りの拓大カラー「オレンジ」を「アレンジ」

 

 

KがリビングでYouTubeを見てる間に、寝室に行って元嫁に電話をかけた。

 

 

「あーもしもし?あのさ、ボクが前行ってたジムの会長で三浦国宏っていう、元オリンピック選手がいるんだけどさ、色々あって今泊まるところがないんだ、ちょっとの間だけウチに泊めてあげてもいいかな?」

 

 

「……Kは、なんて言ってるの?」

 

 

「Kは『いいよ』って言ってる。保育園の時に何度も会ってるし、知らない人ではないんだ。鍵は渡さないし、ボクがいない時に家に居させることはしない。もちろんKとふたりきりにもしないから。まぁ変な人だけど悪い人じゃないから、そこまで神経質になることもないんだけどね」

 

 

「分かった。でも、期限を切って…そうね、2月一杯で住むところ見つけて出て行ってもらって。それ以上は絶対ダメ」

 

 

「分かった。ありがとう」

 

 

 

よし。

これで当面の寝床は確保できた。

あとは、寮付きの仕事を一刻も早く見つけてあげよう。

 

 

そして、駅に着いたと電話があってから、いつまでたっても家に辿り着かず、盛大に道に迷った三浦を迎えに行き、夕食を済ませてテーブルに向かい合った。

 

 

Kは、風呂に入らせ歯磨きをさせて、いつもより早めに寝室へ向かわせた。

 

 

 

「いいですか?会長、いま言ったのがルールです。それでよければ2月いっぱいはウチに寝泊まりしていいです。あと10日しかないけど、その間に新しい寮付きの仕事をなんとかして見つけましょう」

 

 

「分かりました。本当に申し訳ないですねぇ。よろしくお願いします」

 

 

ペコリと頭を下げ、やけに神妙な三浦に「少し強く言いすぎたかな?」と反省しながら席を外し、夕飯の洗い物をしにキッチンに向かった。

 

 

 

洗い物をしている間、三浦は何やらブツブツ呟いていたが、水道の水がシンクを叩く音と、食器同士がぶつかり合う音で、何を言っているかは所々しか聞き取れない。

 

 

適当に相槌を打っていると…

 

 

「おかしいなぁ…確かに、このポケットにメモをねぇ…ん?…アレ?」

 

 

「え?何ですか会長?」

 

 

ポッケをゴソゴソしていた三浦が何やら取り出し、叫んだ。

 

 

 

あああっ!!!」

 

 

 

!?…う、うるさいよ!…Kが寝てるってのに…なんなんですか?まさか無くしたメモがあったとかじゃないですよね?」

 

 

 

布巾で手を拭い、再びテーブルについて三浦に向かい合うと…

 

 

「吉野家さんの味付け海苔が出てきた…」

 

 

味付け海苔の袋を手にした三浦が、驚愕の表情で目を白黒させている。

 

 

 

な、殴りたい!

いや、もう殴ろう!

今なら酔ってるから当たるかもしれない!

 

 

 

味玉がそう思って、拳を握り締めた時、もっと味付け海苔がないかとポッケを探っていた三浦が再び目をまん丸にして味玉の顔を凝視した。

 

 

適当に写真を撮っていると全てがネタになる三浦国宏

適当に写真を撮っていると全てがネタになる三浦国宏

 

 

「あ…あった…」

 

 

 

そう言って、アホヅラで呆けている。

味玉は、あまりのバカらしさに力が抜けて殴る気力もなくなり三浦に言った。

 

 

「あのね、会長…いくら貧乏でも、ウチにだって海苔くらいありますよ。欲しいならあげますから持って行って昼の弁当と一緒に食べていいですよ…なんなら今食べますか?」

 

 

「いや。海苔じゃなくて、例のメモ」

 

 

「…は?…え?」

 

 

混乱する味玉を尻目に、三浦は、海苔とメモを両手でぶら下げて、嬉しそうにしている。

 

 

ポッケから吉野家さんの味付け海苔が出てきて嬉しそうな三浦国宏

ポッケから吉野家さんの海苔が出てきて嬉しそうな三浦国宏

 

 

( ̄▽ ̄;)💧

 

 

もう、どうでもいいや…

 

明日も早いし…寝よう…

 

 

 

こうして、味玉と三浦の『10日間の就活合宿』が始まった。

 

 

味玉はこの時『いま建築業界を始め、どこも人手不足だし、選ばなきゃ仕事なんてすぐ見つかるだろう』と、安易に考え、このあと常軌を逸したトラブルが次々と巻き起こるとはツユにも思っていなかったのであった。

 

 

第4話に続く…

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三浦国宏 50男・規格外の就活 バックナンバー

 

第1話 老婆帝国 〜冬の時代 〜

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 第2話 自転車があればなんでも出来る!イチ・二・サンっ・ダァーーーっ!!

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三浦国宏 50男・規格外の就活 第2話『自転車があればなんでも出来る!イチ・二ィ・サンっ・ダァーーーっ!!』

前回までのあらすじ

職探しをしようにも、スマホ操作もネット検索も覚束ない三浦国宏を不憫に思った…というよりも、何度も電話がかかってきて「検索のやり方を教えてくれ」と言う三浦に、いい加減ウンザリした味玉は、彼を誘い、飲みに行くことにした。

実際にスマホの画面を見ながら、転職サイトの使い方を教え込むためだ。

待ち合わせの錦糸町に住む「ちとせさん」も誘い、3人で乾杯すると程なく、三浦は、せっかく見つけた住込みの土工の仕事を、何日か仕事にあぶれたという理由でアッサリ辞めてしまったことが発覚。

DVDプレイヤーどころか、今日から寝る場所すらないのに、何故か熟女系のエロDVDを買って喜んでいる三浦を囲み、彼の今後を話し合ったのだが…

 

 

 

↓↓↓第1話はこちらから↓↓↓

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三浦国宏 50男・規格外の就活

第2話 『自転車があればなんでも出来る!イチ・二・サンっ・ダァーーーっ!!』

 

 

「え?何の話ですか会長。もう1回最初からいいですか?」

 

 

ちとせさんと、今日から三浦をどこに寝泊まりさせようか、と相談していた横で、なにやらひとり呟いていた三浦が「ちょっと!ふたりとも聞いてますか?」と話に割り込んできた。

 

 

話を聞いてあげないと、いつまでも絡んでくるし、終いには拗ねてしまって鬱陶しいので、とても面倒だったが三浦の話を聞くことにした。

 

 

「じゃぁ、もう1回説明しますよ…だからぁ思い出すんですよ…エクアドルとかぁ…フィリピンとかぁ…50℃になると思い出してぇ『あー自分の故郷はあったかかったなぁー!』つぅんで…思い出すらしんですよ」

 

 

「…誰が?」

「…何を?」

 

 

味玉とちとせさんが同時に聞き返す。

 

 

「バナナ」

 

 

「は?」

「え?」

 

 

味玉とちとせさんの声がステキにハモる。

 

 

「だから50℃に戻してぇ…バナナを…それを5分間、そうすると、故郷を思い出して『わぁ〜〜懐かしぃ〜〜』ってなって甘〜〜くなるの♡それが最高のバナナなの…ね♡

 

 

 

 

 

何が『ね♡』なのか…

 

 

 

「ちとせさん、こんなバナナ奴はホっといて、さっきの話を続けましょう」

 

 

「そうね…まるで、楽しみにしていたバナナが腐ってしまって、泣く泣く処分したような最悪の気分ね。…で、あるにはあるんだけどね、私が倉庫代わりに使ってるマンションが。そこは、荷物があるだけで、誰も住んでないから使ってもらって構わないんだけど…」

 

 

「えー!さすがちとせさん、いいじゃないですか!それで解決ですね。良かった良かった!」

 

 

「いやそれが、場所が埼玉の奥地なのよ。駅からも結構な距離あるし…」

 

 

 

卓球の審判よろしく、味玉とちとせさんのやり取りに合わせ、ふたりの顔を交互にガン見していた三浦が、また割り込んできた。

 

 

「あ、大丈夫ですよ。私には自転車がありますからどこだって行けちゃいます。こないだも4時間くらいかけてナントカってとこに面接に…」

 

 

「それは、さっき聞きました!で、その4時間かけて行った面接に見事に落ちたんでしょ?ハイハイ、いいから、ちょっと黙っててください」

 

 

 

三浦は、どうやら最近のオキニらしい、そのエピソードを遮られ、しょぼん顔になる。

口をへの字ににして、箸で蟹味噌をこねくり回し始めた。

 

 

「ん〜〜埼玉かぁ…それはちとツライですね。現場は日々変わるから、ヘタしたらホントに4時間かけて仕事に行くハメになるなぁ…」

 

 

「でしょ?ちょっと他もあたってはみるけど…どのみち今日の明日じゃ、どうにもなんないわね」

 

 

 

困ったな…

このままじゃ、ホントに公園で寝泊まりする、ホンモノのホームレスになっちまう。

 

まぁ、この人のことだから、真冬でも風邪ひとつ引かないだろうとは思うけど…万が一ってこともあるからなぁ…

 

高校生の『オヤジ狩り』にあったこともあるし…

 

 

 

「しょうがないな…今日は、取り敢えずボクの家に連れて行きますよ…スゲーイヤだけど。ちょうどKも元嫁のところに泊まりに行ってるんで1日だけなら…明日以降のことは、また考えましょう」

 

 

「え!?いいの!?味玉くんやっさしぃ〜♡」

 

 

「ま、仕方ないですよ。この人には散々お世話に…アレ?…なってないな…むしろ、お世話しかしてない気が…」

 

 

「あはは〜!だよねー!でも、ホントにいいの?」

 

 

「乗りかかった舟ですわ、いや、毒を喰らわば皿まで、かな…それにボク一応マネジャーってことになってるし。ジムはもうないけど」

 

 

「へぇ、味玉くんて会長のマネジャーだったの?芸能人でもないのに?」

 

 

「いや、そういうマネジャーじゃなくてジムのマネジャーです。本来のマネジャーっていうのは、会員の入・退会を管理したり、選手の試合やスパーリングのスケジュールを調整したり、他にも色々と仕事があるんですけどね」

 

 

「ふぅん、でも、会長のオンボロジムは練習生も10人そこそこだったし、プロジムじゃなかったから試合に出る人もいなかったよね」

 

 

「そうです。だからボクの仕事は、酔った会長を担いでジムに運ぶのと、会長のFacebookをメンテナンスするのと、会長が飽きた頃に新しい熟女系のエロサイトを探して、パソコンのデスクトップにショートカットを作ることくらいでした」

 

 

「バカ過ぎる…」

 

 

「あはは!ですよね。でも、二郎さん…あ、送別会の時、ちとせさんも会ったでしょ?渡辺二郎さん。初めて二郎さんに会った時に会長が『コレがウチのジムのマネジャーです!よろしくお願いします!押忍!』ってボクを紹介してくれたんですよ。ボク同じ岡山出身で、二郎さん大好きだったからメチャクチャ嬉しかったんですよね」

 

 

「へぇ〜…そんなことがあったのね。でも、それを恩義に今でも面倒見るなんて、やっぱ味玉くんは優しいわ…あ!いけない、忘れてた!ウチの人も誘っといたんだけど、もう家に帰ってる頃だ。ちょっと電話してくるね」

 

 

 

そう言って、ちとせさんはスマホを手に席を外して、電話するには少し騒がし過ぎる店を出た。

 

 

(ほう!例のちとせさんの『愛しのパパン』が来るのか!確かプロレスラー…しかも覆面レスラーだって言ってたな…どんな人だろう…)

 

 

 

やがて、ちとせさんと共に現れたその人は、とてもプロレスラーとは思えないほど紳士で物静かなイケメンだった。

 

 

「どうも、初めまして渡辺です。お噂はかねがね…どうぞよろしくお願いします」

 

 

そう言って丁寧に頭を下げ、席に着いた。

 

 

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ジャージのエンブレムがチョーイカす♡

 

 

なぜ覆面をかぶっているのだろう?

素顔の方が、女子にモテそうなもんだが…

 

 

「こちらこそよろしくお願いします。いやぁ…ボクサーは何人も知ってますけど、レスラーの人とお会いするのは初めてです。興味あるなぁ…お話聞かせてください」

 

 

クールな表情のまま、しかし、ほんの少しだけ口角を上げた渡辺さんとグラスを合わせた。

 

 

プロレスの裏話を聞いたり、味玉オススメの短編小説、プロレスラーを主人公にした中島らも大先生の『お父さんのバックドロップ』の話などをしていたところで、渡辺さんが、ふと視線を三浦のビニールバッグに向けた。

 

 

開いたファスナーから覗いたDVDのケースに気づきヒョイとつまみ出して尋ねる。

 

 

「何ですか?コレ」

 

 

「あ…老婆時代です…」

 

 

渡辺さんは、クルクルとケースをひっくり返しながら真剣な顔でDVDの説明書きを読み込んでいる。

 

 

「きょ、興味ありますか?」

 

 

「はい…あ!いや、そ、そういう訳じゃ!」

 

 

ちとせさんが『そんな話聞いてない!』とでも言いたげな、驚きと怒りと呆れが入り混じった表情でパートナーを見つめる。

 

 

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覆面レスラーは熟女好き?

 

 

「あはは!良かったら持って行ってください。どうせ三浦はDVDプレーヤー持ってないし、ボクの家にはありますけど絶対使わせないですから」

 

 

「え!?いいんですか?ありがとうござ…アダっ!!

 

 

ちとせさんが全力で脳天唐竹割りをくらわせた。

 

 

「ギャハハ!ウケる!(≧∀≦)」

  

 

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お客さん この娘は顔出しNGですよ

 

 

そうして散々盛り上がり、そろそろ散会することになった。

 

 

肝心のスマホ操作は一切手付かずだが…ま、仕方がないだろう。

 

 

 

ちとせさんと渡辺さんが仲良く並んで歩く後ろ姿を見送ると、三浦がタクシーで帰るというので、味玉は表通りの国道14号線まで出て車を捕まえ、店の前で待つ彼の元に回した。

 

 

しかし、バカでかい荷物を何個も抱えた上に、自転車にまたがったままタクシーに乗り込もうと待ち構えている、どこからどう見ても頭がイっちゃってるパンチドランカーを見ると、そのまま通過して走り去ってしまった。

 

 

ジムワークをこなした上、結構な量を飲んでしまった味玉は疲労もあってか、三浦をたしなめる気力も湧かず、また14号線に向かった。

 

 

ようやく停車してくれた、3台目のタクシーの運転手は、荷物はいいけどトランクが閉まらないので自転車はダメだと言う。

 

 

「どうしましょ?自転車がないとマズイっすよね。面接も行けないし」

 

 

「あ〜いいのいいの!自転車なんかなくても全然オッケー、OK牧場!」

 

 

「え?何言ってんですか?明日は仕事でしょ?会長が地下鉄の乗り継ぎなんかしてたら永遠に地上に出られなくなりますよ」

 

 

「大丈夫だぁ〜!走って行きますから。新宿なんてすぐそこでしょ?」

 

 

 

( ̄▽ ̄;)💧

もう、どうでもいいや…

 

 

そうして、店の前に自転車を放置したまま我が家に帰り、家に着くなり仲良くダブルノックダウンした。

 

 

 

🤮🤮🤮

 

 

 

翌朝未明

まぁまぁの2日酔いを『気のせいだ!』と自分に言い聞かせ、なんとか起きだした味玉は、朝食とふたり分の弁当を用意すると三浦を叩き起こす。

 

 

朝食はガテン系のキホン♬

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ついでなんでね

 

 

「会長、起きてください!新宿で仕事ですよ!」

 

 

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大丈夫かな…この人…( ̄▽ ̄;)💧

 

 

『今日は仕事行かない!』と駄々をこねる三浦をようやく起こし、朝食を済ませてテーブルに向き合った。

 

 

「会長、これから転職サイトの使い方を教えるから、よーーーーーく見て覚えてくださいよ。ホラ、携帯貸してください」

 

 

味玉は、三浦が自分で仕事を探せるようにと、スマホ操作を教えようとしたのだが…

 

 

「アラ?これ端末なんですか?どうやって画面開くの?」

 

 

iPhoneしか使ったことがない味玉は、ホームボタンが見当たらないスマホの使い方が分からず、三浦に尋ねた。

 

 

「え〜と…どうやるんでしたっけ?私もよく分かんないんですよね…」

 

 

しばらくスマホをイジクリ回して、ついに諦めたオッさんふたりは、三浦のスマホを眺め、しばし途方にくれた。

 

 

「しょうがない…ボクのスマホで調べるから見ててくださいよ。そんで良さそうなのがあったら電話番号をメモにしてあげます。休憩中か仕事終わりで電話してみてください」

 

 

 

そう言って5つほど求人募集している会社を見繕ってメモにして三浦に渡した。

 

 

三浦は平身低頭、メモを押し頂き、大事そうにポッケにしまう。

 

 

「んで会長、どうやって仕事行きますか?地下鉄の乗り継ぎ分かります?」

 

 

「自転車で行きますよ」

 

 

「は?自転車いらないって言うから錦糸町に置いてきましたよ」

 

 

「え?!そうなの?私そんなこと言った?…ありゃりゃりゃりゃりゃ…しまったな…ま、いいか。錦糸町まで取りに行きますわ。すぐそこでしょ?」

 

 

「いやいやいや、歩いたら小一時間はかかりますよ。いや、そんな荷物抱えてたらもっとかかるかも」

 

 

「大丈夫、大丈夫!楽勝ですよOK牧場イエイ!」

 

 

 

 

…もう好きにして

( ̄▽ ̄;)💧

 

三浦国宏 50男 規格外の就活

ホントに歩いて行くのね…( ̄▽ ̄;)💧

 

 

そうして、荷物を抱え錦糸町まで歩く三浦の背中を、しばらく眺めた後、自分も仕事に向かうため、自転車の向きを変えてペダルを踏みこんだ。

 

 

 

仕事決まるといいな…

 

 

 

 

第3話に続く…

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三浦国宏 50男 規格外の就活 第1話 『ローバ帝国〜冬の時代〜』

三浦国宏が我が家の和室で寝ています。

 

布団からはみ出して寝る規格外の男 三浦国宏

お洒落な色違いの靴下♡

 

さすがは三浦国宏

 

ソウル・ロス2度のオリンピック出場

全日本社会人選手権8度制覇

246戦218勝28敗

 

アマチュア史上最強で最恐のボクサーであり、あらゆる常識からはみ出した規格外の男

 

 

我が家のチンケな布団に収まるような男じゃございません。

 

 

三浦国宏 50男 規格外の就活

はみだしっ!

 

そしてダイニングの床には、求人誌のタウンワークが広がっています。

 

 

三浦国宏 50男 規格外の就活1

「どうか三浦さんに目をつけられませんように」と願う募集主たち

三浦国宏 50男 規格外の就活2

なぜそこに並べる…

 

 

こうなったのには深〜い訳があります。

 

 

話すと、ものすごーーーーーく長くなるので話しますね。

 

 

え?

聞きたくない?

まぁ、そう言わずww

 

 

三浦国宏 50男 規格外の就活

 

第1話 ローバ帝国 〜冬の時代〜

 

先週末(確か金曜日くらいかな)のこと

また、いつものように三浦国宏から電話があり

 

 

「味玉くん、何度もすんませんねぇ…どうもこのネットのアレが苦手でねぇ…『お!この仕事いいなぁ』って思って、ナンカを押したんだけど、そっから先が分かんない。次はどこをどうしたらいいんですかね?…あ!これかな?…あれ?やっぱり違うなぁ…ね♡

 

 

 

か、かいちょ…

( ̄▽ ̄;)💧

 

 

「いや…『ね♡』って言われても…だから何度も言ってますけど、ボクもその画面見ながらじゃないと分かんないんですって…ん〜…困ったな…あ、そうだ!じゃ、久しぶりに一杯やりますか?そんで一緒に仕事探しましょうよ」

 

 

「いいですねぇ!じゃ今から行きますわ。どこに行けばいいですか?」

 

 

「いやいやいや、いま仕事中だし、しかも、まだ12時前っすよ。明後日の日曜日、錦糸町あたりでどうですか?」

 

 

「いいですよ。明後日は新宿で仕事だから終わったら電話します!いや〜、助かります押忍!いつもすんませんね〜〜押忍、押忍!イエ〜イ♬(ブチっ…)」

 

 

 

電話が切れた…

相変わらずだな…

( ̄▽ ̄;)💧

 

 

(そうだ!錦糸町なら、ちとせさんを誘おう!『なんか力になれるかも』って言ってたし…)

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

と言う訳で、日曜日の練習終わり

 

 

Liberation Boxing by Toshikage Kimura

ボクの通うボクシングジム

 


ジムの前のウッドデッキで一服してると電話が鳴った。

 

 

「押〜忍!いま仕事終わりました。どこに行けばいいですか〜?」

 

 

「錦糸町ですよ。え〜と仕事は新宿でしたよね?JRで来ますか?」

 

 

「いえ、自転車で行きます」

 

 

「は?嘘でしょ?自転車で?」

 

 

「楽勝っすよ〜♬都内ならどこだって自転車で行きますから。こないだなんて4時間かけてナントカってとこに面接に行きました。さすがにビックリされましたよ。面接は落ちましたけど

 

 

「…そ、それは残念でしたね…じゃ、気をつけて来てください」

 

 

「押〜忍!30分くらいってナビで出てますからすぐ行きます。余裕ですよ〜!押忍、押忍!(ブチっ…)」

 

 

 

電話が切れた…

相変わらずだな…

( ̄▽ ̄;)💧

 

 

てゆーかナビは使えるんかいっ!

 

 

どうせ時間通りに来るわけないし、ちとせさんと待ち合わせて先に始めちゃいました。

 

 

安あがりに南口の『磯丸水産』です。

 

 

三浦国宏 50男 規格外の就活

 

 

ちとせさんと会うのも随分久しぶり

 

 

えーと…確か…

そうだ!

3年前、三浦国宏の送別会で渡嘉敷さんの弟さんがやってる南砂の『鳥味』で一緒になって以来だ。

 

 

三浦国宏 50男 規格外の就活

 

 

 久しぶりの邂逅に、三浦国宏のことなどすっかり忘れて、蟹味噌なんぞ焼きながら楽しく呑んでいたところ電話が鳴り、スマホの画面が三浦の到着を告げた。

 

 

30分くらいと言っていたけど、やはり1時間半くらいかかっている。

 

 

「もしもーし!お疲れ様でーす。着きましたかぁ?」

 

 

「はいはい、ただ今到着、錦糸町の駅前です。どこに行けばいいですか?」

 

 

「南口の丸井分かります?そこまで迎えに行きますよ」

 

 

「あー丸井分かります。じゃお願いします。押忍!」

 

 

で、丸井の前まで行って三浦国宏を探すも見当たらない。しばらく待っても一向に姿を見せない。

 

 

(あれ?おかしいな、どこにいるんだろう…)

 

 

電話をかけても留守電。

店に上着を置いてきたのが悔やまれる。

 

このクソ寒い中、いつ現れるとも知れない三浦を待つのはまっぴらゴメンだ。

 

いったん店に戻ろうかと思ったが、丸井の1階にスタバを見つけコーヒーでも飲みながら待つことにした。

 

 

カウンターに並んで注文して気づいた。

 

 

あ、財布店に置いてきた…

 

 

 


『全然恥ずかしくありませんよ!』て顔でスタバを出たところで、ちょうど三浦を発見。

 

 

「何やってたんすか会長。駅前にいるって言うから迎えにきたのに、もうかれこれ…ホラ!20分も経ってるじゃないすか」

 

 

「めんご、めんご♡ちょっと欲しいもの見つけたんで買い物をね」

 

 

「ふぅん…ま、いいや、寒いし店行きましょ。すぐそこですよ」

 

 

ようやく3人揃って乾杯♬

 

 

三浦国宏 50男 規格外の就活

 

 

「ところでスゲー荷物ですね。何を買ったんですか?」

 

 

パンパンに詰まった大きなリュックと貴重品が入っているだろうショルダーバッグ、さらにバカでかいチェック柄のビニールの袋に何やら一杯詰まってる。

 

 

「いや、これは違うの。昨日で寮を出なきゃ行けなかったんで荷物を全部まとめたんですよ。買ってきたのはコッチです」

 

 

三浦がビニールバックから取り出したのは、彼の大好きな熟女系ヒーリング映像

 

 

その名も時代 ❤️』

 

 

三浦国宏 50男 規格外の就活

パート2やないかい…もしかしてパート1も見たんかいっ!

 

 

「え?寮を出たって…じゃ、住むとこないんですか?今日はどこに泊まるの?なんでそんなもん買ってんの?バカなの?」

 

 

「そうだなぁ…錦糸町なら錦糸公園かな。広いし」

 

 

「いや、ダメですよ会長!下手したら死にますって…いや、死なないか…バカだから」

 

 

「ま、そんなことは後で考えましょ!ホラホラ!かんぱ〜い♬イエ〜イ♬」

 

 

しかし、泊まるとこもないのに、なんでDVDを買ったんだ…

どうやって見るつもりだったんだろう…

 

 

やはりこの男…

 

規格外だ。

 

 

 

第2話『自転車があればなんでも出来る!』に続く… 

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アマチュア最強のボクサー『三浦国宏』 〜出逢いと別れとまた再会〜

アマチュア最強のボクサー『三浦国宏』  〜出逢いと別れとまた再会〜

 

皆さんこんにちは😃味玉です。

 

 

早速ですが、昨日のことです。

 

いつものようにFacebookをイヂくり回していたら

 

『3年前の思い出を振り返る』

 

というお知らせが届いていました。

 

 

見ればそれは、3年前の2月8日

 

東京は大島のボクシングジムをたたんで岩手に帰り、地元で新たにジムを開くことになった、三浦国宏の送別会を終えたボクが投稿した記事でした。

 

 

3年前 三浦国宏との出逢いと別れ

 

衝撃的だった

 

 

こんなに自由で

こんなに肩の力を抜いて

こんなにハタ迷惑で好き勝手に

生きていてもいいんだ…って

 


246戦 218勝

ソウル・ロス…2度の五輪出場

全日本社会人選手権を8度制した

伝説のスーパースターは

 

 

そんな、過去の栄光なんぞ

これっぽっちも引きずっていない

 


毎日3時過ぎには飲み始め

5時には、ロレツが怪しくなり

9時にはヘベレケで布団に突っ伏す彼は

 

 

築地のマグロ屋と

宅配会社でアルバイトしながら

練習生わずか10数名のオンボロジムを

運営??している 

 

 

端から見れば

落ちぶれた英雄に映るかも知れない

 

 

しかし、彼をよく知る人は

誰も、そんな風には思わないだろう

 


ジムに仕掛けたネズミ捕りに

かかったネズミが可愛くなり

ペットにしてしまう彼は

 

 

還暦以上の女性にしか魅力を感じない

バツ4の彼は

 

 

近所の公園に住むホームレスに

カップラーメンを振る舞い

あげくジムに招き入れてしまう彼は

 

 

入店して15分でカラオケスナックを

出禁にされてしまう彼は

 

 

ヘルメットがないと言い

ヘッドギアをつけて原チャリに

乗ってしまう彼は

 

 

何故か憎めず

誰からも好かれ

人を惹きつける魅力に溢れている

 

 

 

事実、ヘッドギアの原チャリを

見つけた築地警察の巡査は

信号待ちしている彼を

しばらくじっと睨みつけた後

両手を広げ

「セーフ!」

と叫んでしまったのだ

 

 

 

ストレスを溜め込み

うつ病上がりだった僕は

 

 

「みんなが、こんな風に生きれば、世の中から、うつ病と心療内科は消滅するな…」

 

 

と思ったものだ

 

 

そして、ボクシングを通して

素晴らしい仲間達と出逢った訳だが

それも、彼の威光があったからに他ならない

 

 

 

何処にいっても

 

 

「え?あの三浦国宏さんのところでやってるの?」

 

 

と、ド素人の僕なんかに、誰もが一目置いてくれるのだ

 

 

わずか10ヶ月ほどの

短いお付き合いだったが

これほど

楽しませてくれて

生き方を勉強させられ

多くの素晴らしい出逢いに導いてくれた人はこれまでいない

感謝しても

とても し切れない

 

 

 

今後は、地元の強い要望で

盛岡に帰り、新たなジムを開くわけだが

今のままの

自由で

肩の力を抜いた

はた迷惑で好き勝手な

素敵な酔っ払いでいて欲しい

 

 

頼まれなくても

そういう風にしか生きられないのだろうけれど・・・

 

 

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そしてまた三浦国宏と再会(≧∀≦)

 

懐かしい思い出です。

 

 

その後三浦国宏は、案の定またジムをたたむ羽目になり、1年近く行方不明になりました。

 

 

彼を心配したボクシング関係者や彼の幼馴染、京都体育協会時代の同僚などから

 

 

「三浦さんは今どうしているの?」

 

 

と連絡をいただいたが、ボクも知る由もなく…

 

 

「まぁでも、彼のことですから、どこかでアホなことやりながら元気でいるんじゃないですかねww」

 

 

と答えていました。

 

 

 

そしてボクの予想通り(いや今回は予想を少し超えていましたけどww)やはり元気に?アホやっていて昨年末、無事再会を果たしたわけです。

 

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その時勤めていた、寮付き賄い付きの大変恵まれた仕事は年が明ける前に早々にクビになり、現在日雇い労働者をやりながら定職を探しています。

 

 

そもそもスマホを活用するつもりなど全くない彼に代わり、バイト探しのサイトに登録したボクのG-mailには、毎日のように面接や説明会のお知らせが届き、相当ウンザリしています。

 

 

先日夜中に彼から電話があり、ようやく仕事が見つかったのかな?と淡い希望と大いなる不安を抱えながら電話に出ると突然

 

 

「味玉くん、今ってなんでしたっけ?」

 

 

「は?…なんでしたっけ?って…なんでしたっけ?」

 

 

「いや、平成ってもう終わったんでしたっけ?それとも平成のままでしたっけ?平成だとしたら何年でしたっけ?」

 

 

と質問し、今が平成31年だと分かると、何がそんなに嬉しいのか知らないが、とても喜んだ様子でひとしきり感心した後「ブチっ」と電話が切れました。

 

 

 

履歴書でも書いているのでしょうか?

 

 

どんなトラブルが起きても、ドッキリ企画かフラッシュモブでも起きたかのように笑って許してもらえる懐の深いモノ好きな経営者か、そんな方が経営する会社にお勤めの方がいらしたら彼を雇ってあげてくれませんか?

 

 

事務仕事やパソコンを使った仕事なら猿か犬にさせた方がまだマシですが、朝早いのと力仕事にはもってこいです。

 

 

「寮があって賄い付きの仕事がいいな♡」

 

 

などと分不相応なことをのたまっていますが、一応本人の強い希望なので書き添えておきます。

 

 

 

まぁ、ボクが経営者なら絶対雇いませんがね…。

 

 

近々また、彼と一杯やる予定です。

 

 

その際には近況報告いたしますので、楽しみにしていてくださいネ♡

 

 

それではまた。

┐(´д`)┌ヤレヤレ

 

 

 

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味玉と煮玉子の違い

味玉と煮玉子の違い

 

東京は、昨日とは打って変わって良い天気になりましたね。

 

 

世間では3連休、絶好のお出掛け日和です。

お子様が成人された ご家庭の皆さま、誠におめでとうございます。

 

 

ちなみにボクは、昨日も明日も仕事です。

 

 

そして、日曜日しか休みがないボクは、今日もボクシングジムへ出かけます。

 

 

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あまりの天気の良さに、マンションを出たところで写真など撮っておりましたところ…

 

 

自宅近くのバス停では、まるでボクの到着を待っていたかのようにバスのドアが閉まり「ザマーミロ!」とばかりにバスが動きだしやがりました。

 

 

この路線は、バスの本数が少ないので大層落胆しましたが…

 

 

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「ま、天気もいいし、散歩がてら 2つ向こうの大通りまで出て、別路線のバスに乗るのもアリなんじゃね?」

 

 

って事で、公園を抜け歩いておりますと…

 

 

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砂町銀座商店街のアーチ看板が目に入りました。

 

 

ご存知の方も多いでしょう。

 

 

毎月10日、馬鹿みたいに安い値段で大安売りする「ばか値市」でも有名な、日本の3大人気商店街(テキトー)のひとつです。

 

 

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近所にありながら、ここ数年ご無沙汰でした。

 

 

ボクはスッカリWAONポイントとAEONお買い物アプリに誑(たぶら)かされていたんですね。

 

 

まるで、オシャレで便利な今カノに、そこそこ満足していたが、偶然にも中学生のころ付き合っていた素朴な元カノにばったり遭い、今でも変わらない彼女の素朴さにキュンキュン💓しちゃったような、なんとも言えない郷愁がボクを誘います。

 

 

ボクは迷わず、元カノの家にお邪魔しましたね。

 

 

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そして、大脳皮質から引っ張り出した記憶と寸分違わない彼女の魅力に、あらためて

 

 

「スマン、オレが悪かった!もう一度オレと付き合ってくれないか!」

 

 

と告白しようとしたところ…

 

 

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我が味玉一族の名を捨て、別の看板を掲げた裏切り者集団が、呑気に日向ぼっこしてるじゃアーリませんか!

 

 

「この野郎…ホントは煮てなんかいないくせに、煮玉子なんて詐欺まがいの名を名乗りやがって、このペテン師めっ!」

 

 

と叫びそうになったのですが、そこはホレ、勉強熱心なボク♡

 

 

『己を知り、敵を知れば百戦危うからず』

 

 

とばかりに、10人ほど捕獲し、ジムのみんなにも試食してもらうことに。

 

 

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あ、あと山菜おこわも買いました。

ハラ減ってたもんでww

 

 

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んでもって、無事バスに乗り、スカイツリーを横目にジムまで歩き、皆さんにご挨拶。

 

 

そして、早速ひとつ食べましたところ…

 

 

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「あ…もしかして、ちゃんと煮てる?…( ̄▽ ̄;)💧」

 

 

しっかり固茹ででした。

 

しかも、まぁまぁ…いや、結構ウマい…。

 

 

「ふ、ふん…いいだろう。ペテン師呼ばわりしたことは訂正してお詫びしましょう」

 

 

しかし、やっぱりボクはトロトロの半熟派。

 

 

ボクの味玉の方が、断然ウマい!

コレは間違いないです。

 

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ともあれ、ジムの皆さんにも、ホントにちゃんと煮て作ったであろう煮玉子を振る舞い、無事練習して帰りましたとさ。

 

 

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会長 木村鋭景 (きむら としかげ)第47代 フェザー級元日本王者/帝拳


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…共食い

 


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ロクデナシのホリケン

 


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ブラックバス専門のJ

 


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意外と粗チンのヨシエくん

 


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アゴなしトミッキー

 

 

あ…忘れてた。

味玉と煮玉子の違い。

 

 

呼び方が違うだけで、ほぼ同じモノなんすが…

 

 

ん〜〜

諸説あり、それらを分析してボクなりに辿り着いた「恐らくこうなんじゃないか?」という結論を細かく説明すると、スゲー長くなっちゃっうんで、どうしても知りたい人がいたら、自分でググってみてください。

 

ホント、申し訳ないっすけど。

 

 

まぁ、それを知ったところで貴方の人生において、なんら意味はないですけどね。

 

 

 

んじゃ

*˙︶˙*)ノ"マタネー♡

 

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金子晃大(かねこ あきひろ)選手にサインを貰いましたよ♬

金子晃大(かねこ あきひろ)選手にサインを貰いましたよ♬

金子晃大選手がジムに顔を出してくれるとのことだったが…

第3代 Krush バンタム級王者(当時) 金子晃大(かねこ あきひろ)選手をご存知でしょうか?

 

 

  • 2019年3月5日追記:クラッシュのベルトを返上し現在K-1に参戦、ベルト奪取に燃える!
  • 2019年3月17日追記:3月10日埼玉スーパーアリーナにて開催の「K’FESTA2」で判定勝利。戦績をデビュー以来負けなしの8連勝とした。

 

金子晃大(かねこ あきひろ)選手がジムに来た!

ちょーイケメンの金子晃大(かねこ あきひろ)選手

 

 

5戦5勝3KOでタイトルマッチに挑戦

延長の末、見事判定勝利を勝ち獲り、わずか6戦でKrush王者に輝いたシンデレラボーイです。

(※2019年3月現在 8戦8勝4KO)

 

金子晃大(かねこあきひろ)選手ミット打ち

僕が通うジムでミットを打つ金子晃大(かねこあきひろ)選手

 

そのイケメン振りからは想像できないアグレッシブなファイトスタイルに魅了され、僕は一瞬で大ファンになりました。

 

 

その金子選手が、なんと本日ボクの通うボクシングジムに顔を出してくれるのこと!

 

 

しかし、今日のボクは、熱を出した愛息Kの看病で家を離れられません。

シングルファーザーのツライところです。

(;´д`)トホホ…

 


ジムの会長である としかげさん(木村鋭景/第47代 日本フェザー級王者/帝拳)に頼んで、応援メッセージを伝えてもらい、サインを頂くことになりましたが…

 

せっかくのサインが、ジムメイトのいたずらで…

 

金子晃大(かねこ あきひろ)選手のサイン入りTシャツ

な、なんで味玉?!━Σ(゚Д゚|||)━

 

 宛名には、なぜかボクのブログのハンドルネームが…

( ̄▽ ̄;)💧

 

 

いかにも、としかげさんのやりそうなことだが、どうやら煽ったのはイタズラ好きのA子ちゃんの仕業らしい…

 

 

本名の方も入れてもらうよう頼んだところ

 

金子晃大(かねこあきひろ)選手がサインを書き書き

 

おーー❣️

書いてる書いてる❣️

 

金子晃大(かねこあきひろ)選手サイン入りTシャツ

 

Wでサインを頂き、これでひと安心かと思いきや…

 

なんと金子晃弘選手のサイン入りTシャツを…

 

 

なんでワシより通しとんじゃいっ‼️

(💢⁽⁽ ⁰ ⁾⁾ Д ⁽⁽ ⁰ ⁾⁾)

 

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やれやれ…

┐(´д`)┌

まったくウチのジムときたら、会長が会長なら練習生も練習生だ。

しかし、さすがに悪いと思ったのか…

 

金子晃大(かねこあきひろ)選手自ら袖を通したサイン入りTシャツ

おおーーー!!

 

金子晃大(かねこあきひろ)選手自ら袖を通したサイン入りTシャツ!

こりゃ貴重だ!

 

 

これにて一件落着です❣️

 

金子晃大選手は、3月10日

埼玉スーパーアリーナにて開催される「K’FESTA.2」に続き、6月にはK-1のチャンピオンベルトを懸けたワンデイトーナメントに出場する予定だそうです。

 

絶対応援行きます!(→すみません。行けませんでした…(T ^ T))

と伝えてもらいました!

 

 

あーーー楽しみ♬

w(。・ω・。)ィェィ♪

 

 

※写真は本人の了承を得て掲載しています。

 

  • 2018年12月28日追記:翌日ジムに行き、受取りますた♡

 

 

 

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三浦国宏 最終話 『プロの仕事♡後編』

おはようございます😃からの〜こんにちばんは!

 

 

三浦国宏 最終話です。

 

 

メリクリな気分を台無しにしてさーせん!

許してくれる心の広い方は是非どうぞ。

 

 

 

※第1話〜3話をお読みでない方は↓の各リンクからどうぞ 。

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三浦国宏 最終話 『プロの仕事♡後編』

 

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バルセロナ五輪最終選考前日の練習で左目をカット。ドクターストップにて3大会連続出場の夢破れた三浦国宏

 

 

「お客様、もう間もなく2時間ですので、これがラストオーダーになります」

 

 

 

串カツ屋の店員にそう告げられ、ふたりは店を変えることににした。

 

 

2軒目は日本酒を呑ませるお店。

 

 

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とりあえず乾杯

 

 

並々と注がれた枡から派手に日本酒をこぼした三浦国宏は『酔っ払いですみません〜!押忍、押〜忍!』などと言いながら、テーブルに口をつけてズルズル日本酒をすすります。

 

 

「ちょ!かいちょっ!大丈夫ですよ!そんなことしなくても。もう一杯頼めばいいだけじゃないですか」

 

 

 

慌てておしぼりで拭こうと差し出したボクの手を、しっかりパーリー※1して、キレイにテーブルの日本酒を吸引した三浦国宏が、今度は慎重に枡酒に口を寄せる。

 

※1 パーリー:パーリング、相手のパンチを払いのけるようにして防ぐ、ボクシングの防御テクニック

 

 

「ところでさっきの続き、どうなったんでしたっけ?」

 

 

 

相変わらずの彼の奇行に、ボクは呆れ顔で尋ねた。

 

 

「えーと…どこまで話したっけな…あ、そうそう!アダルトショップの店員さに、その先輩の体格やモノの大きさを説明してね。そんで相手の◯◯ちゃんの具合も詳しく説明したんですよ」

 

 

「は?なんで女性の方の具合も説明できるんですか?」

 

 

全くこの人は…( ̄▽ ̄;)💧

 

 

「あはは〜!まぁまぁ…んで、店員さんがお勧めのバイブを持ってきてくれたんですね。『これなんかどうですか?最新式ですよ』ってね」

 

 

「ふーん…そりゃ安心ですね。プロのお勧め品なんですから」

 

 

 

運ばれてきた、あん肝をつつきながら、なんだかどうでもよくなってきたボクはテキトーに相槌を打つ。

 

 

「いや〜〜それがね〜〜。どうもそのバイブ、迫力に欠けるっていうか、元気が足りないっていうか…元気ですかぁーーーっ!

 

 

「ブっ!…う、うるさいってーのっ!この酔っ払いがっ!

 

 

 

幸い店にほかの客はいない。

 

 

「あははのは!ごめんちゃい…そんで店員さんにこういったんですよ『この店にあるイチバンでっかいやつくださいっ!』ってね。渋る店員をなんとか説得して持ってきてもらったんですよ!まるで金属バットみたいな一品を!」

 

 

「・・・( ̄▽ ̄;)💧」

 

 

「さすがにこりゃどうかな?って思ったんですがね、ちょうどローションの小瓶が目に付いてね、これ使えば、なんとかなるかな?って一緒にレジに出したんですよ」

 

 

冷酒をグビリと飲み三浦が続ける。

 

 

「そしたら店員さんが『お客さん…その先輩、お相手の女性とはワンナイトですか?それとも長いおつきあいをお望みで?』って聞くんですね」

 

 

「へぇ…なんでしょうね。そこまで踏み込んだ質問」

 

 

「私も不思議に思いながら、もちろん長い付き合いを望んでます!って答えたらね『でしたらそのローション、こちらの500ml入りの方がお得ですよ』だってさ!あっはっはは〜!」

 

 

ど、どうでもいいわ…( ̄▽ ̄;)💧

 

 

「いや〜。これぞプロの仕事♡って思いましたね〜。急いで先輩のところに帰ったんですが、もう始まっててね『三浦っ!遅いんじゃっ!早よ持ってこいっ!』って怖い顔で言われたもんだから焦っちゃって焦っちゃって…単4電池8本入れなきゃいけないんですが、プラスマイナスの向きがどっちなんだが分からなくてね、何度入れ替えても動かないんですよ。その度に『コラ三浦っ!(バキっ!)ナニしとるんじゃっ!(ボコっ!)早よせんかっ!(ドスっ!)』ってボコボコに殴られてね…」

 

 

 

懐かしむように遠い目をした三浦国宏を横目にボクは言った。

 

 

「大将!お勘定お願いしまーす!」

 

 

 

帰ろ。

 

 

(_´Д`)ノ~~オツカレー

 

 

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※このブログは、元気で楽しくやっていることを皆さんにお知らせしたい!という三浦国宏の強い希望のもと、本人に代わり、敬愛の念を持って書かせていただいています。

何かお気づきのことや、ご意見などがあれば、コメントでお知らせください。

 

 

 

2019年2月9日 追記

近況をご報告します。

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三浦国宏 第3話『プロの仕事♡前編』

あいすみません

おまっとさん。

 

三浦国宏 第3話だす!

 

 

次の4話くらいで完結の予定です…多分ww

 

 

ま、彼のことなんで、オモローネタは真夏のボウフラのように湧いてきます。

 

 

なんで、そのうちまた書くことになると思いますがぁ〜♬

 

 

 

とりま第3話『プロの仕事♡前編』をどうぞ!

 

 

 

※第1話をお読みでない方はこちら

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※第2話をお読みでない方はこちら

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三浦国宏  第3話『プロの仕事♡前編』

 

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ルーマニアの白い妖精 ナディア・コマネチさんと

 

 

 

大きな声じゃ言えないんですけどねっ‼️」

 

 

 

思わず口に含んだハイボールを吹き出してしまうくらい大きな声で話し始める三浦国宏。

 

 

混み合った店内の視線がボクらに集まる。

 

 

「か、会長っ!声が大きいですってww」

 

 

 

ボクは、訝しげにこちらを窺い見る他の客たちに、頭をペコペコ下げながら彼をたしなめた。

 

 

「あはは〜!メンゴメンゴ」

 

 

 

メガジョッキに口をつけ、イタズラっぽくおどける彼に話の続きを促した。

 

 

「ところで味玉くん。どんな世界にも『その道のプロ』って呼ぶにふさわしい凄いヤツがいるもんですよね」

 

 

「はぁ…まぁ…そうでしょうね」

 

 

 

いい加減ハイボールに飽きたボクは、裏表になった1枚もののドリンクメニューをクルクルと幾度もひっくり返しながら上の空で相づちを打つ。

 

 

「私の先輩で◯◯先輩ってのがいてですね。女子の元日本チャンプの◯◯ちゃんて娘と付き合うことになったんですね」

 

 

「へぇ〜!それはすごい。最強カップルですね」

 

 

「そんで◯◯先輩が言うんですよ。『三浦!ワシァ今夜◯◯ちゃんと一発キメる!そんで、その大切な夜にサイコーのオモテナシをするためにお前に頼みがあるんじゃ!』ってね」

 

 

 

またロクでもない話をしようとしてるな…

( ̄▽ ̄;)💧

 

 

と思いながらボクは店員に手を振り、掲げたメニューをトントンと指差し、その指でそのまま「1杯」を表す。

 

 

ジェスチャーが通じたようだ。

 

 

店員は「うん」とひとつ頷き、カウンターの奥に下がって行った。

 

 

三浦国宏は、そんなボクらのやり取りを気にも留めず話を続ける。

 

 

「はい!先輩!なんでも言ってください!っつう私に『んじゃ、早速で悪いけどなぁ三浦。街に行って電動バイブを1本買ってきてくれんか?とびきり高性能のやつを頼む』って頭を下げるんですよ。渡された5万円を握りしめてダッシュでしたね。なにしろ普段からめっぽう怖いその先輩が、私に頭を下げるのなんて初めてのことでしたからね」

 

 

「はぁ…ソウナンデスネー」

(※棒読み)

 

 

「そうなんですよ!そんで電車に乗って、それらしい駅で降りて、大人のオモチャ売ってる店を探したんですけどね。どこにあるか分からない。途方にくれている時、たまたま通りかかった警ら中の婦人警官に聞いてみたんですよ」

 

 

「あんた…モッてる男ですね。相変わらず」

 

 

「ん?そん時は渡された5万円以外何も持ってなかったですけどね…それよりその娘、若くて可愛い婦人警官でね。『はい!それならその路地を入って2本目を右に…あ…いえ…どうでしょう…私配属されたばかりで まだ土地勘がなくて…』ってね。あはっはっは〜!」

 

 

 

このオッさん、話半分作ってるな。( ̄▽ ̄;)💧

ま、オモロイからいいけど…

 

 

「モジモジする婦人警官を必死に説得して店の前まで案内してくれるよう頼んだんですよ。店に着いた時『一緒に選んでもらえませんか?』って言ったらさすがに怒って行っちゃったんですけどね」

 

 

「ふぅん。で、その婦人警官の道案内がプロって話ですか?」

 

 

 

店員が持ってきたホッピーの黒をマドラーでかき混ぜながら少し拍子抜けで尋ねる。

 

 

「いやいやいや。プロはその店の店員さんですよ。電動バイブください!って言ったら私の身体をジッと眺めてこう言ったんですよ『お客さん。見たところバイブは必要なさそうですが、贈り物ですか?』ってね」

 

 

「へぇ!それはスゴイですね!服の上から見ただけで!」

 

 

「いいや味玉くん。まだまだほんの序の口。彼のスゴイのはこっからです」

 

 

 

と彼は再びニンマリ笑うと、おもむろに立ち上がり、ふらつく足取りで奥のトイレに向かった。

 

 

 

冷めきった豚バラ串の2本目をソースにトポンとつけ、彼の戻りを待った。

 

 

 

 

(-ω-ゞあい⌒☆

今日はここまでっ‼️

 

 

v(。・ω・。)ィェィ♪

 最終話書きました笑笑

       ↓↓↓↓

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※このブログは、元気で楽しくやっていることを皆さんにお知らせしたい!という三浦国宏の強い希望のもと、本人に代わり、敬愛の念を持って書かせていただいています。

何かお気づきのことや、ご意見などがあれば、コメントでお知らせください。

 

 

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日本で一番ダシキル女

日本で一番ダシキル女

 

ちょり〜〜っす!

皆さん、元気ですかぁーーーーー!

 

 

ボクは元気です♬

それも、いつもに増して元気です。

 

 

 

なぜかって?

 

ちょいと前(12月9日)の話になるのですが、格闘家で友人の『ライカさん』の応援のため、パンクラスの大会に行き、めっちゃ元気玉もらってきたからです!

 

 

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※PANCRASE  MMA in 新木場 Studio Coast

 

 

※ライカさんをご存知ない方はこちら↓↓↓↓

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試合前のライカさん

 

いつもの突き抜けたド天然ぶりを微塵も見せないその表情は、減量もあってか、まるで鋭いナイフのよう

 

 

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1R

 

やたらブン回して来る対戦相手のパンチに手こずるライカさん。

 

 

ギリギリかわしているものの、得意のパンチで自分の距離には中々入れない。

 

 

 

作戦変更…というか身体が勝手に動いたそうで

散々練習したタックルで組みに行きます。

 

 

倒してパウンド…と行きたいところですが、相手のコシは強く倒れません。

 

 

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組んだまま金網まで押し込みますが、フロントチョーク気味に首を締め上げられる。

 

 

まともには極まっていないものの、十分な呼吸は出来ない。

 

 

ジワジワとそして着実にスタミナが奪われていく。

(ボクは内心タップするんじゃないかとヒヤヒヤしましたよ)

 

 

さらに、時折突き上げる膝がボディにめり込みダメージが蓄積されていく。

 

 

膝はかなり嫌がっているように見えました。

 

 

フラフラでコーナーに戻ります。

 

 

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1Rをポイントアウトされてしまいました。

 

 

 

しかし、そっからが凄かった。

 

決して引かない。

決して諦めない。

 

 

前に出続けて2Rを獲ると、そのまま根性で3Rも押し切ります。

 

 

3Rは、見事タックルから相手を転がし、コツコツとボディにパンチを集め、さらには相手を軽く持ち上げてマットに叩きつける場面も!

 

 

(ココらへんは興奮していて、写真どころではありませんでしたww)

 

 

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そして見事

Do根性の勝利をもぎ取ります!

 

 

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フラフラになりながらリングを降りるライカさんは感動したファンの暖かい拍手で迎えられます。

 

 

 

 

試合後…

 

足元もおぼつかず、ひとりでは歩けないほどの疲労とダメージを抱えたライカさんは、それでもロビーでファンサービス。

 

 

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なんてファンを…

いや、他人を大切にする人なんだろう…

 

 

スタッフにもたれかかるように控え室へ消えて行きました。

 

 

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試合の数日後

本人から頂いたメッセージの一部です

 


『本当試合ギリギリの中で戦ってました。

もう首がヤバイくて頭がフラフラでした。

根性で戦ってました(笑)よく見抜きましたね。

これからも応援宜しくお願いします』

 

 

ライカさんは既に40歳を超えたアスリートだ。

練習では極限まで自分を追い込み

それを試合で全て出し切るド根性のファイター

日本で一番ダシキル女だ。

 

 

ボクらは

目の前の課題や目標に

全力で取り組めているだろうか

己の全てを出し切っているだろうか

 

 

腹の底から

何か熱いものが込み上げてくる

 

 

ライカさん

感動の試合をありがとう

(T ^ T)

 

 

 

 

※写真はご本人の了承を得て掲載しています。

 

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三浦国宏 第2話『日当千円の雑魚寝生活』

あい

CM跨ぎばりに引っ張ってしまってさーせんっ!

 

 

三浦国宏の続きです。

今回からドキュメンタリー小説風にお送りします。

 

 

※第1話をお読みでない方はこちら💁‍♂️

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※若かりし頃の三浦国宏

 

三浦国宏 第2話『日当千円の雑魚寝生活』

 

 

「しかし、そもそも、なんで愛媛だったんすか?」

 

 

最初のメガジョッキのハイボールを早々に空にして尋ねた。

 

 

「川崎の鉄工所にさぁ〜『来月から暇になるからごめんね〜』って言われてハローワークに行ったんですよ。そこで紹介されたのが愛媛だったんですねぇ〜」

 

 

三浦国宏は、10も年下の僕にも敬語を使うのだ。

キャベツをアホみたいに頬張りながらそう答える。

 

 

「あ。そうなんすね(汗)…しかし、すごいですね…川崎のハローワークが愛媛の仕事紹介するなんて。んで、それに乗っちゃう会長もww」

 

 

 

他にいくらでも求人がありそうなもんなのに所轄も管轄もすっ飛ばして愛媛とは…

 

 

ハローワークの職員も彼を遠ざけて身の安寧を図りたかったのかもしれないな…

 

 

などと考えながら続きを促した。

 

 

 

「ヒドかったですねぇ…祭りで、たこ焼き焼いたりさぁ…現場で足場組んだりさぁ…会社の車で人里離れた山奥から毎朝1時間以上かけて色んなところに行かされましたよ」

 

 

彼は、空になった、おかわり自由のキャベツの皿を高く掲げ、店員に目で合図しながら続ける。

 

 

「そんで、仕事が終わったら、きったねぇ廃墟みたいな団地に連れて帰られて、そこで5人くらいで雑魚寝ですよ。日当は1日千円。寮費だとか電気代だとか色々引かれるんだって言ってさぁ…携帯も新しいのに強制的に変えさせられて誰にも連絡取れないし、逃げようにも、とても歩いて町まで行けるような場所じゃないですしねぇ…。同部屋の奴らはみんな死んだような目でインスタントラーメンすすってましたねぇ…」

 

 

「…凄まじいすね。今時そんなことあるんすね。んで、どうやって抜け出したんすか?」

 

 

「ヒッチハイク♬ 滅多に車通らないから、ライトが近づいて来たら道の真ん中で両手を広げてさ。トラックの運ちゃんに『三浦国宏だ』って言って、スマホで検索してもらったら喜んで乗せてくれましてねぇ。でも、高速に入ってどっかのパーキングエリアで降ろされてね。死ぬ思いで高速から下に降りて、町まで歩いて、そのまま交番に駆け込んだんですよ」

 

 

「うヘェ!相変わらずムチャしますねww…でも、警察に相談すれば安心ですね。ほかの人も助けられたんじゃないですか?」

 

 

しかし、三浦国宏は「悔しい」とも「待ってました!」とも取れる意味深な表情をして続ける。

 

 

「警察官さんに経緯を話したんですけどね『三浦さん。その会社はヤ◯ザですよ。前から度々相談が寄せられてるんですが、巧妙に法の網をくぐっていて我々も中々動けないんですよ。お気の毒ですが給料とかは諦めてサッサと逃げた方がいいですよ』って言うんですよ」

 

 

「ははぁ…それは厄介っすね…(モグモグ)」

 

 

僕は我慢できなくなり頼んだ串カツを頬張る。

豚バラ串は、とっくに冷めていた。

 

 

「そこで初めてヤ◯ザだったと知ってね。追い込みでもかけられるんじゃないかと、今更ながら逃げて来たことが怖くなっちゃったんですよ」

 

 

「…随分遅いっすね。(ムシャムシャ)気づくのがww」

 

 

「そう?それでこう尋ねたんです。『大丈夫ですかね?逃げて来ちゃったんですけど。警察に相談した方がいいですかね?』ってそしたら『三浦さん…ここがその警察です…』だって!あっはっはっは〜〜!」

 

 

(…こ…これが言いたかったのか…( ̄▽ ̄;)💧)

 

 

「あ!そうそう。警察といえば面白い話があってですねぇ…」

 

 

 

 

最近のことは酔って覚えていないのだが、昔話は詳細に記憶している彼が、イタズラっぽく目をキラキラさせて昔話を披露し始めた。

 

 

 

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※カウンターで、文字通り、膝付き合わせ飲んどりやすww

 

あい

続きはCMの後で

(*´艸`*)ウシシ

 

 

 

第3話 書きましたww

 ↓↓↓↓

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三浦国宏 第1話 『行方不明だったオリンピアン捕獲完了』

三浦国宏 第1話 『行方不明だったオリンピアン捕獲完了!』

 

どぉ〜もぉ〜

どうもどうも!

 

 

アマ最強・伝説のバツ4男

ソウル・ロス2度の五輪代表に輝いた三浦国宏が行方不明になり およそ1年…

 

 

昨日、無事捕獲しました。

 

 

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※三浦国宏をご存知ない方はこちらをご覧ください。

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3年ほど前…東京のジムを畳み、地元岩手で新たなジムを開くも、仲介した不動産屋が詐欺師だったことが判明し(※本人談・真偽不明)早々にクローズ。

 

 

地元のホタテ加工場→川崎の鉄工所→愛媛にトンだところまではフォローできていたんですが、その後音信不通に…

 

 

 

携帯も変わり、Facebookも更新されない(彼の場合パスワードを忘れログインできないアカウントがたくさんあるのですが…)状態で、随分心配…いや、まったく心配してなかったんですが(笑)

 

 

 

つい先日

偶然僕の仲間が、都内某場所で働いている三浦国宏を発見!

 

 

奇跡的に捕獲できました。

 

 

渡嘉敷さんの弟さんの経営する『鳥味』にて、渡嘉敷勝男さん、渡辺二郎さんらとともに送別会をやって以来3年ぶりの再会です。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

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鳥味 江東区南砂1-4-14

 

 

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その時頂いた、おふたりのサイン入りグローブ

 

 

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おふたりのサインを貰おうと、みんなが持ってきた色紙に勝手に自分のサインをしまくるアホの長澤先輩ww

 

 

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練習生に寄せ書き入りグローブをプレゼントしてもらい、気を良くする三浦国宏

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

…話を戻します。

 

 

午後2時に都内某所で待ち合わせ。

 

 

昼間っから吞める粋な店を物色し、Wi-Fi環境がある喫茶店を見つけひと休み。

 

 

スマホをイジイジしていたら彼から電話がきました。(※電話がきたのは午後3時ごろですww)

 

 

 

「ごめ〜ん、ちょっと遅れてる〜。着くのは4時ごろになるね〜♬」

 

 

 

そうして、合流したのが4時を15分ほど回った頃。

 

 

2時に待ち合わせしてフツーに4時を過ぎるって…

 

 

 

自転車に乗って現れた三浦国宏は、相変わらず焼酎の入ったマグカップを手にしています。

 

 

自転車なもんだから、焼酎が自慢のジーンズにこぼれまくりますが、彼はそんな細かいことを気にする男ではありません。

 

 

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お気に入りのジーンズ

 

 

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とりあえず乾杯

 

 

串揚げ屋に行きましたが、彼はお代わり無料のキャベツしか食べません。

 

 

なんとなく予想していたので持参していた『僕の味玉』を食べさせました。

 

 

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味玉を食べる三浦国宏

 

 

 

そして、さっそく行方不明のワケを聞くと…

 

 

続きはまた明日。

 

 

 

(o ̄∀ ̄)ノ”ぁぃ

 

第2話はこちら💁‍♂️

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コレはもう調理の域…

コレはもう調理の域…

 

どうも〜♬

 

 

先日upしたプロテイン初体験ブログ『禁断の初体験(//∇//)』の続報です。

 

 

そのブログを見て、くだんのプロテインを僕にプレゼントしてくれた友人からメッセが届きました。

 

 

『そのプロテインは安いから元々溶けが悪くて、私は調合して飲んでます。他の溶けやすいサプリメントに混ぜると美味しく飲めますよ。ちなみに私はコレに混ぜて飲んでいます』

 

↓コレ

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・・・。

あのさ…そうゆうの先に言おうよ…。

( ̄▽ ̄;)💧

 

 

しかも、この安いプロテイン飲むために、溶けやすいプロテインを買うんだったら最初から、その溶けやすいの飲めばいいんじゃね?

 

 

そんで、どうせくれるなら、そっちをちょうだいよ…

 

 

まぁ、彼女の突き抜けた天然ちゃんぶりは今に始まったことじゃないからしょうがないか…

 

 

 

さて、どうしたもんか。

 

 

わざわざ別のプロテインを買うのもバカバカしいし、ここはやはり挑戦だな!

 

 

と、まずはシェーカーを100円ショップで購入。

 

 

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水は、ビミョーに不味かったので今度は牛乳で挑戦。

 

 

しかし…

 

 

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まったく溶けないどころか、シェーカーの底にこびりついて、混ぜることすら出来ない…

 

 

仕方なく、もう一度最初からやりなおし。

 

 

前回同様ホイッパーでかき混ぜて、飲んでみましたが…やっぱり不味い。

 

 

そしてやっぱり溶けづらく(牛乳を少し温めてみましたが全く変わりません)ダマが残ります。

 

 

 

そして本日

いつもの朝ラン&筋トレ&シャドー・スッテプワークなど2時間のトレーニングを終え帰宅。

 

 

たった1日にしてお役御免となったシェーカーを尻目に、満を持してお送りする

 

 

『味玉流!不味くて溶けないプロテインを美味しく飲む方法〜牛乳バージョン〜』

 

 

をご紹介。

 

 

コレはもう調理の域に達してます。

 

 

まずは、いつものようにホイッパーで攪拌、溶け残ったダマをスプーンの背でボールに押し付けて丹念に溶かします。

 

 

次にザルなどで裏ごし。

こうすることで滑らかな仕上がりになります。

 

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そして仕上げは蜂蜜投入

 

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パッケージに書いてあるLemonの文字にヒントを得ました。

 

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やっぱレモンときたら蜂蜜でしょ

 

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んで仕上がりがこちら

 

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ん〜〜マイルド♬

 

結構イケる!

 

 

つぎは

紅茶蜂蜜レモンだな。

 

 

んじゃ!

 

 

 

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三浦国宏 第2話『日当千円の雑魚寝生活♬』

 

あい

CM跨ぎばりに引っ張ってしまってさーせんっ!

 

 

三浦国宏の続きです。

今回はドキュメンタリー小説風にお送りします。

 

 

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若かりし頃の三浦国宏

 

三浦国宏 第2話『日当千円の雑魚寝生活♬』

 

 

「しかし、そもそも、なんで愛媛だったんすか?」

 

 

最初のメガジョッキのハイボールを早々に空にして尋ねた。

 

 

「川崎の鉄工所にさぁ〜、来月から暇になるからごめんね〜!って言われてハローワークに行ったんですよ。そこで紹介されたのが愛媛だったんですねぇ〜」

 

 

三浦国宏は、10も年下の僕にも敬語を使うのだ。

キャベツをアホみたいに頬張りながらそう答える。

 

 

「あ。そうなんすね💦…しかし、すごいですね…川崎のハローワークが愛媛の仕事紹介するなんて。んで、それに乗っちゃう会長もww」

 

 

他にいくらでも求人がありそうなもんなのに所轄も管轄もすっ飛ばして愛媛とは…

 

 

ハローワークの職員も彼を遠ざけて身の安寧を図りたかったのかもしれないな…などと考えながら続きを促した。

 

 

「ヒドかったですねぇ…祭りで、たこ焼き焼いたりさぁ…現場で足場組んだりさぁ…会社の車で人里離れた山奥から毎朝1時間以上かけて色んなところに行かされましたよ」

 

 

彼は、空になった、おかわり自由のキャベツの皿を高く掲げ、店員に目で合図しながら続ける。

 

 

「そんで、仕事が終わったら、きったねぇ廃墟みたいな団地に連れて帰られて、そこで5人くらいで雑魚寝ですよ。日当は1日千円。寮費だとか電気代だとか色々引かれるんだって言ってさぁ…携帯も新しいのに強制的に変えさせられて誰にも連絡取れないし、逃げようにも、とても歩いて町まで行けるような場所じゃないですしねぇ…。同部屋の奴らはみんな死んだような目でインスタントラーメンすすってましたねぇ…」

 

 

「…凄まじいすね。今時そんなことあるんすね。んで、どうやって抜け出したんすか?」

 

 

「ヒッチハイク♡滅多に車通らないから、ライトが近づいて来たら道の真ん中で両手を広げてさ。トラックの運ちゃんに『三浦国宏だ』って言って、スマホで検索してもらったら喜んで乗せてくれましてねぇ。でも、高速に入ってどっかのパーキングエリアで降ろされてね。死ぬ思いで高速から下に降りて、町まで歩いて、そのまま交番に駆け込んだんですよ」

 

 

「うヘェ!相変わらずムチャしますねwwでも、警察に相談すれば安心ですね。ほかの人も助けられたんじゃないですか?」

 

 

しかし、三浦国宏は「悔しい」とも「待ってました!」とも取れる意味深な表情をして続ける。

 

 

「警察官さんに経緯を話したんですけどね『三浦さん。その会社はヤ◯ザですよ。前から度々相談が寄せられてるんですが、巧妙に法の網をくぐっていて我々も中々動けないんですよ。お気の毒ですが給料とかは諦めてサッサと逃げた方がいいですよ』って言うんですよ」

 

 

「ははぁ…それは厄介っすね…(モグモグ)」

 

 

 

僕は我慢できなくなり頼んだ串カツを頬張る。

豚バラ串は、とっくに冷めていた。

 

 

「そこで初めてヤ◯ザだったと知ってね。追い込みでもかけられるんじゃないかと、今更ながら逃げて来たことが怖くなっちゃったんですよ」

 

 

「…随分遅いっすね。(ムシャムシャ)気づくのがww」

 

 

「そう?それでこう尋ねたんです。『大丈夫ですかね?逃げて来ちゃったんですけど。警察に相談した方がいいですかね?』ってそしたら『三浦さん…ここがその警察です…』だって!あっはっはっは〜〜!」

 

 

 

(…こ…これが言いたかったのか…( ̄▽ ̄;)💧)

 

 

「あ!そうそう。警察といえば面白い話があってですねぇ…」

 

 

 

最近のことは酔って覚えていないのだが、昔話は詳細に記憶している彼が、イタズラっぽく目をキラキラさせて昔話を披露し始めた。

 

 

 

 

f:id:single-father-ajitama:20181212003209j:image

カウンターで、文字通り、膝付き合わせ飲んどりやす

 

 

 

あい。

続きはCMの後で!

(*´艸`*)ウシシ

 

 

 

 

第3話 書きました。

 ↓↓↓↓

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禁断の初体験

ずっと守り続けてきた男の操

 

ついに捧げる時が来てしまった。

 

 

我が人生初のプロテイン

 

 

友人からもらったんですね。

 

んで飲んでみました。

 

 

今日は、僕がこれまでプロテインを飲まなかった経緯と「はじめてのプロテイン」をご紹介します。

 

 

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ずいぶん昔、プロテインという存在を知った時

 

 

「なんかズルくね?」

 

 

って思っちゃったんですね。

 

 

知識がなくてドーピングのようなもんだと勘違いしたんですね。

 

 

その後、正しい知識を得て、ボクシングなど始めたものの、やはり飲むことはありません。

 

 

総合の選手などと違い、ボクサーには必要以上の筋肉は要らないし、ひとつでも階級を落としたい選手には、むしろ邪魔だったりします。(飲んでる人もいますけどね)

 

 

そして何より最大の理由は

 

 

プロテインは高いっ!

 

 

ってことです。

 

 

 

そんなこんなで、僕はプロテイン代わりにジムでの練習後チーズを食べたり、朝ラン後に味玉を食べるようになったんですね。

 

 

 

僕のブログ名「味玉」の由来はそれです。

 

 

いいんだろうか…

 

味玉がプロテインを飲んでも…

 

完全なる自己否定

 

レゾンデートルの崩壊

 

僕は悩んだ…

 

なーんてうそぴょん!

(≧∀≦)

 

 

 

貰えるもんはありがたく頂戴します❤️

 

 

朝ラン&朝トレ後

早速プロテイン作りに取りかかりました。

 

 

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何しろ初体験

 

 

説明書きを見ると…

ん〜とナニナニ…

 

 

付属のスプーンなんてねぇしっ!

 

 

という訳で測りで計測

 

 

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1回25gと書いてあります。

 

 

大さじ4杯でだいたい25gになりました。

 

 

次から測りは使いません。

 

 

溶かすのは水やジュース、牛乳と書いてある。

 

 

ん〜〜

ここは水でしょ。

まずはシンプルな味から確認

 

 

…が

 

 

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ダマになって全然溶けない…

 

 

やっぱ、あのシェイカーみたいなヤツでシャカシャカしなきゃなんだろうか?

 

 

今度買ってこよう。

 

 

しかし、マジ溶けねぇな…

 

 

あ、そうだ!

 

 

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赤コーナーより、ホイッパーの入場です

 

なんかお菓子作りでもしてる気分になってきます。(※現在AM4:00)

 

 

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さぁ〜て

イイんでないかい?

 

 

ようやく、ひとくちゴクリ

 

 

う、うま…くない…

 

むしろマズイ…

 

 

 

次は牛乳だな

 

 

 

押忍!

٩( 'ω' )و

 

 

 

 

※2018年12月3日

追記時を投稿しました。

よろしければどうぞ。

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親子で走る週末

親子で走る週末

 

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最近、週末は親子で走っています。

 

ついでに筋トレも。

 

 

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近所の公園の緑道や荒川土手を走り始めて、今回で6回目

 

 

事の始まりはこうです…

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

10月の初旬

元嫁から業務連絡のメッセージが届きました。

 

 

Kが週末スマホばかりいじっていて心配です。

運動の習い事をさせようと思うのですがどうでしょうか?

 

 

 

Kはインドア派

 

元々運動は得意ではありません。

 

 

月に1回程度、母親と山登りするくらいで、習い事もサイエンス教室とプログラミング教室、たまに将棋会館に足を運ぶくらいです。

 

 

その他は、家でゲームをしたり、大好きなYoutubeを見たり…

 

 

ちなみに将来の夢は、保育園時のお医者さんから変わり、現在はユーチューバーです。

 

 

「んじゃ、パパはブロガーになる!」

 

 

と言ってブログを始めました。(うそぴょん)

 

 

 

嫌いなことを無理にさせるのは、ボクの主義に反するので放っておきましたが、やはりちと心配ですね。

 

 

 

なにしろ 小・中学生の間くらいは、スポーツができる男の子の方が断然モテます。

 

ビジュアルや面白さも重要ですがが、スポーツに敵うものはないでしょう。

 

ましてや、勉強ができたり、家柄や裕福さなど問題ではありません。

 

体育の授業や球技大会などで、運動音痴の子は肩身が狭いですよね。

 

チーム分けでは あからさまに敬遠されます。

 

 

 

 

そんなことを、ぼんやりと危惧していた今日この頃

 

 

元嫁も、やはり同じことを心配していたようです。

 

 

 

 

早速 Kに聞いてみました。

 

 

しかし、野球もサッカーも水泳もボクシングもボルダリングもイマイチ興味を示しません。

 

 

運動すること自体はイヤじゃないみたいなので

 

 

「ん~…じゃぁ何が好きなのかなぁ?」

 

 

と聞いてみると「走るのが好き!」とのこと。

 

 

 

 

どうやら2年生の運動会の時、徒競走で1着になったことが嬉しくて好きになったようです。

 

練習ではいつも3着か4着だったのですが、本番当日、欠席の子がいて組み合わせが変わったり、緊張からスタートで出遅れた子がいたりで奇跡の1着だったのです。

 

 

 

さっそく、その週末から、近所の荒川沿いを一緒に走ることにしました。

 

 

 

あー!

楽しみだなぁ…

 

 

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というわけで走り始め…

 

 

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最初は、少し走ってはすぐにバテて止まる…っていうのを繰り返していましたが、だんだん走れるようになってきました。

 

 

聞けば、学校の休み時間も、友達と校庭を走ってるとか!

 

 

ん~♬

イイねぇ。

 

 

最近は、走るのや筋トレに加え、ボクシングを教え始めました。

 

 

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休憩がてら公園や川沿いで遊ぶのも楽しみのひとつ

 

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今はまだ余裕のオヤジですが、そのうちすぐに追い抜かれるんだろうなぁ…

 

 

でも

それが楽しみでもあり…

 

 

ではでは

 

 

 

 

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